夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2011-01-01から1年間の記事一覧

世界の秘密をひそやかに語る言葉。

”世界の秘密”がひそやかに語られている言葉に出会うときがある。本や新聞や、WEBにもある。日々、いろいろなところで出会う。但し、毎日新聞で絶え間なく出会う、ということはないし、そういう言葉たらん、としてそうなりきれて居ない言葉もある。 大体はや…

息づく本たち。

現在は、本というものの立ち居地はいささか危なっかしい。電子ブックなるものは、いまだ触ったことはないのだが、たぶんキンドルなるものは、端的に便利であろう。音楽へのたどりつきが困難であったから、ituneの手軽さつまり”聞きたいあの音源”へのアクセス…

川上未映子新作。

すべて真夜中の恋人たち作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/13メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 182回この商品を含むブログ (87件) を見る池田晶子記念賞を受賞されたから、というのがきっかけであるが、 応援している。

巴里ひとりある記。

巴里ひとりある記作者: 高峰秀子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (15件) を見る映像が出ましたので再度記載。川上未映子さんが結婚、との記事を読んだ。 おめでとうございます。

1Q84を買った。

「ノルウェイの森」を某教育大学のロビーで読んで以来、村上春樹はできれば読むようにしている。新刊が出たらすぐ読む、というわけではなく、どちらかというとBOOK OFFの105円コーナーに落ちてきていると買ったり、図書館で予約して読んだり、というクチだが…

最近の言葉から。

新聞を読んでいて、気になったことば。原文を捨ててしまったため、うろ覚えであるが、 秋の受勲者、漫画家東海林さだお氏のコメント。ネタ帖が600冊以上あり、アイデアはそのネタ帖をじっくり寝かせて、得ているのだという。自分は年金生活者のようなもので…

1995年の哲学のすすめ。

ホームセンターにて、クレマチスを導入。C.’Huvi’ C.Jackmanii’Hagley Hybrid’各398円。Huviの方は、前年に伸びた「旧枝」の各節からと、今年延びた「新枝」両方で花をさかせるとのこと。花後の剪定は、基本的にどこで剪定…

書いてみなければ、始まらない。

書きながら、ものを考える。書いてみて、初めて自分のなかでもやもやしていたものが形になってくる。事前に書くことを考えて書くのは、億劫だ。義務感になる。”自分の考え”という別のものを時差を持っておいかけることになる。これは、ストレスフルなやり方…

そして僕は再び苗を。

天気が良くなった。サンダル、ジーンズ、Hanesの黒Tシャツ(中国製)といういでたちで、ママチャリにて園芸店へ。アガペやマルハチ等を確認。家のシンボルツリー、前はホプシーと思っていたが夏の暑さにどうしても耐えられなさそうという直感から、南洋系のコ…

本を買いました。

まあ、ことさら書くまでもなく良く買うのだが。鶴見俊輔『思い出袋』(岩波新書)。 白川静「孔子伝」。「孔子伝」は、いつか読もうと思って古本の棚を見てきたが、遂に今まで出会わず、AMAZONにて購入。本好きの先達のことばで耳に残るのは、”本とは一期一…

残りのホスタ。

はブルーキャディットであった。小型で良く増え、グランドカバーにも使われる種とのこと。 どのように管理するか思案中。

僕はこんなにも植物が好きで。

秋になった。蚊が少なくなり、外で植物を見るのが楽しい。夏の暑さを過ぎ、植物達も生き生きとした葉の色を見せてくれる。 夏の間は少しでも外に出ようものなら、たちまち何箇所も蚊に刺されていた。で、水遣りが億劫になって、枯らしてしまった鉢も何個か出…

東山動植物園。

天気に誘われて、星が丘駅から主に植物(お花畑)を目指して。この時期はあまり花が多くはないが、暑くも無く、風が気持ちよい。来ている人は、女性2人連れ(60-70台、50台、40台、20代、親子?)。 写真愛好家(一人)。 老夫婦。 カップル。 女性一人。家…

本。

池田晶子さんは、売るために本を書くようなら、そのほかにいくらでも仕事があるではないか。人に伝えるために書くのでないのなら、筆を折るべきだ、といった意味のことをおっしゃった。これはひどく衝撃的な言葉であった。言葉をこれほど大切にすること。言…

引き続き。

人間は間違うことによってはじめて正しくなることが出来る。 私家版・ユダヤ文化論 内田樹 P.225この言葉は次のように続く。人間はいまここに存在することを、端的に「存在する」としてではなく、「遅れて到来した」という仕方で受け止めることではじめ…

堕ちる天使。

さて、数日来池田さんの動画を見ることが出来て、特別な印象を持っている。考えて見れば、僕はとうとう生前に池田さんに(例えばサイン会や講演等で)お会いすることはなく、TVにて拝見することさえ無かった。いわば遅れてきたファン、ということである。著…

笑顔。

池田さん.xls の池田さんを1枚。

14歳からの哲学。

本書がブームとなっていた頃、池田さんが出演されたたぶんニュースステーションの映像がアップされていた。池田さんを映像で拝見できる機会はあまり無い(朝まで生テレビは著作権の関係なのか、アップされるとすぐ削除されるようだ)ので、大変貴重な映像で…

懐疑する確信。

伝統すなわち学問の命とは、「思って得た」先哲たちの懐疑する確信に他ならないからである。 池田晶子 新・考えるヒント P.166文明はなによりまず、共同生活への意思である。 大衆の反乱 オルテガ・イ・ガセー精神の貴族。貴族は自発的・衝動的に行動し、奴…

UTOPIA.

藤子不二雄の単行本デビュー作になるのであろうか、「UTOPIA 最後の世界大戦」が発売当時の姿で復刊されたので購入した。購入してわかったこと。当時のマンガでは普通だったということだが、表紙絵は大城のぼるが描いており、藤子の絵ではなかったこと。また…

白川静、池田晶子、内田樹。

台風12号は、日本海側にそれたようだがまだまだ雨量が多いようだ。内田樹本を集中して読んでいる。本来は1本(1冊ではなく、文章1本1本)を熟読吟味すべき、というか、したいわけだが、BOOK OFFで計5冊の文春文庫を発見してしまったので、どちらかというと…

教養。

「教養」というのは、「生」の知識や情報のことではない。そうではなくて、知識や情報を整序したり、操作したりする「仕方」のことである。 P.14 内田樹 街場の現代思想 文春文庫ゼネラルアーツ(教養)がやはり必要だ、ということが、会社生活でも言われてい…

ヒューケラ。

ヒューケラが好きだ。基本的に多年草であるところ。昨年の夏はライムグリーン系の鉢を何鉢も枯らしてしまったので、ちょっと悲しくなって、やめようかな、という気になったのだが、鉢は調子が悪そうであれば頻繁に場所を動かすべき、というある意味当たり前…

なごや正文館へ行った。

名古屋へは社会人になってから来た。当然名古屋生まれの人が知っているような名古屋での基本的な情報が無い。例えば本屋。新刊書店の場合、どうしても大きな本屋へ行く。 今ならJR高島屋の三省堂か、名古屋駅のジュンク堂。テルミナにあった三省堂がその前は…

死者は生者を導くことができるか。

死者に対する呼びかけ、ということを初めて意識したのは、 池田晶子さんが小林秀雄に対して恋文、というかたちで発表された 文章を読んだときだ。一読、頭でわかっている「文章を通して故人に接する」という固定観念を、なにか少し超えた部分があるように感…

そのときあなたは何を食べた?世の中全て心意気。

内田樹先生の「街場のメディア論」を読んでいる。で、思ったこと。メディアに限らず、結局この世は、"こころ意気”だな、と。矜持、意地、責任感。いろいろ言い方はある。 また、仕事の場合は、天職(CALLING)、召命されたもの、などという言い方もある。人に…

ギュスターヴ・モローの遺言。

”ギュスターヴ・モロー 自作を語る画文集 夢を集める人” を購入した。画家は母、ポーリーンを霊感源の一つとしており、元音楽家であったという母は耳が悪くなっていたので自作を説明するメモが残っていたこと、および愛好家から自作解説を求められ、いやいや…

15年と20年。

白洲正子(1910-1998)を知ったのはいつだっただろうか。みうらじゅん氏といとうせいこう氏の見仏記に凝って、見仏を繰り返していたころ、著作”十一面観音巡礼”を手に取ったのがはじめてであるように思う。その後青山二郎、小林秀雄、白洲次郎等との関連から…

今改めて。

空海曰く。 生まれ生まれ生まれ生まれて、生の初めに暗く、 死に死に死に死んで、死の終わりに冥し。物語とはなにか。 世界で一番古い作者がわかっている物語は、紀元前800年前のホメロス。”イーリアス”は15000行、”オデッセイア”は12000行ある。そしてホメ…

松本龍元大臣について思う。

いささかもう古い話であるのかも知れないが、松本龍氏が復興相を辞任した。非常に違和感を持った出来事であり、一体どうしてであろうかと感じたので理由を考えていた。内田樹先生のブログを拝見すると、このことについて書かれている。たぶんなにか書いてあ…