夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2014-01-01から1年間の記事一覧

1121億人。

これまでの人類の総数だそうである。 僕は、そのなかの一人として、在る。人類比でいっても、そうだが、個人としてここに在るのもさまざまな偶然からである。そしていまこうしてこの魂を持っている。 ここに至る魂もまた、いまこのようにあるのは、さまざま…

クリスマスの夜に。

クリスマスである。正式にはイヴ、というべきか。こうして一人きりですごすイヴ、というのも、考えたら久しぶりな気がする。こんな夜を過ごしていると、人生にはいろいろな転機があるなあ、としみじみ思ったりする。少し早いが今年度を振り返るのなら。 単身…

絶対とはなにか。

”絶対”ということばがある。魅惑的な言葉である。口にすることでそれこそ”絶対”の一端に触れたような、”絶対”にアクセスする自分に酔うような、そう、”永遠”や”神”や、そして”生”や”死”、エロス、タナトスといった哲学ワードの一つであるだろう。思うに、哲…

さよならソクラテス。

行きの列車でPCを叩き。帰りの列車でもPC叩く。 なんなんでしょうねえ。 ですが、まあ、池田本を読みながらの叩きであれば。 大目に見て、もらえましょうか。。 ”さよならソクラテス”を読んでいます。この世の、道理が、書かれてます。 P.199.単行本版です…

俳優。

渥美 清(あつみ きよし、1928年3月10日 - 1996年8月4日)は、日本の俳優。本名、田所 康雄(たどころ やすお)。愛称は、寅さん、風天(俳号)。身長173㎝、体重70kg。高倉 健(たかくら けん、1931年2月16日 - 2014年11月10日)は、日本の俳優・歌手。愛称…

飲む。

忘年会シーズンである。今もリアルタイムで新幹線にて忘年会会場へと移動中だったりする。IT難民であった僕であるが、仕事に必要であるからとスマホをアップデート、デザリングというのですか、携帯とPCを繋げればこうしてWEBに繋がっている。だが前は新幹線…

手紙。

谷崎潤一郎の書簡が話題になっている。陰翳礼讃 (中公文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1995/09/18メディア: マスマーケット購入: 26人 クリック: 180回この商品を含むブログ (221件) を見る谷崎は陰影礼賛を高校生のときに読んで…

年齢。

前後ありといえども前後際断せり道元 名古屋に帰っている。東京の風景がなじみだした分、こちらの風景が少しくよそよそしく感じられるような気がする。人はやはり場に染み付いて、しがみついて生きているものなのかもしれない。そこで流れる時間、人の物量・…

池田晶子は私だ。

さて、東京生活も1か月を過ぎた。会社は品川駅だが、今日の出勤時、会社の前でTVロケらしきものをやっていた。東京の皆さんはこういうシチュエーションを何事もなかったように通りすぎるのであろうが、地方出の僕などは、つい立ち止まってしまう。どうぞ、…

木田元。

今週は1週間の中国行脚の予定。白酒でメタメタにされるのも必至である。酒、というものとの出会いは、大学生になって一念発起して(マイナーな)運動部に入り、いわゆる一気全盛時代であったので、いわば”無理をして見せつぶれて見せ”の道具としての出会いで…

須賀敦子の方へ。

物見遊山の2日間を過ごした。東京に来て1か月弱、そのうち海外出張に歓送迎会、名古屋に2回帰り、とバタバタしており、きちんと東京にはいなかった。そんななか、昨日今日と東京に居た。いわば初めての東京の休日となった。慣れるとそんなことはないのであろ…

学者さん。

池田晶子、メタフィジカル・パンチ。P.134 ”学者さん”の項。(前略)「役に立たないことをする人は役に立たない」という、そう思うことで実は半分安心するための方策なのだ。 P.138観察していてしばしば感じるのが、「自分の方が頭がいいと思われたい」ため…

メタフィジカル・パンチ。

さて、メタフィジカル・パンチのハードカバーを購入したところ、上記掲載の通りオビが付属していた。”ロゴスに聞け”の写真の拡大版であるようだが、なんともうれしかったので画像をアップしておく。”かわいかったから、よくもてたし”の池田さん、面目躍如の…

人間自身。

生命は素晴らしい、生きていることは奇跡的だと礼賛するなら、死ぬことだって、同じく奇跡的なことのはずである。どうして生きていることばかりを奇跡と言って、死ぬことの方を奇跡だといわないのか。 池田晶子 ”人間自身 考えることに終わりなく”P.28名古屋…

平成10年4月8日。

は、池田晶子さんが陸田真志氏より手紙を受け取った日である。1998年、今から16年ほど前になる。葛飾区小菅1-35-1A、東京拘置所から送られている。私事ながら先日葛飾へ行った。初めてであったが、刑務所の方が作ったものが販売されていたりした。当時未決囚…

務め。

”すべての私の著作は、私の内界から課せられたつとめであるとも考えられるだろう。”ユング自伝 P.30”情欲(パッション)の地獄を経なかったものは、また情欲を克服することもない。”引用同上 P.108いつどこでも誰にとっても「正しい」もの、「正しくないもの…

この先を考えるのは、あなたです。

わたしは、あなたであり、すべてである。 そんな真実を述べられて、池田晶子さんが亡くなったのは、2007年2月23日であった。生まれられたのは、1960年8月21日であった、が、そもそも”生”とは池田さんにとってなんであったのだろうか。決してご自身の生をない…

魂とはなにか。

畏れ多くも池田晶子さんの著作にならって。池田晶子”新・考えるヒント”P.39永劫の時間の中で、魂の何であるかなど、しょせん人間でしかないわれわれにわかるわけがない。だからこそわれわれは、それを知ることにのみ真剣な関心を向けざるを得ないのではない…

アメリカでわしも考えた。

と、言うほどのこともないのだが。地球の何処にいようが、頭ひとつあればいい、ともしかして我が池田晶子さんならおっしゃるのかもしれないが、凡百の魂たる僕の魂はのぼせあがり、まずはそう、これですよ、時差。今日本の23日19時ですか、アメリカのここは…

私事ながら。

人生では転機、というものがあるのかもしれない。その瞬間、”これは転機か!?”と感じるようなものもあれば、思い出として振り返って”あれは転機であったのだなあ”と思い起こすようなこともあるだろう。運命を運命として感じる感じ方と、自分に自由にできる…

今日の新聞から。

意識は生命体以外に宿るものか。 100年経てば物の怪となる日本の直観は、正しいのであろうか。意識が人間だけのものとみるのは、例えば動かぬものにそれがあっても、わからないだけではないのか。 例えば植物。これはあるのではないか。植物は見ることで育ち…

アドラー。

嫌われる勇気 を読んだ。欧米ではフロイト、ユングと並び称されるということであるが、いままであまり意識したことはなかった。フロイトの原因論に対し、目的論、というあたり、あきらめの心理学がフロイトとすれば、あきらめず変わろうとする前向きな心理学…

メモ。

他人は変えられない。変えられるのは、自分のみ。 この真理、結構気が付きにくい。 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え作者: 岸見一郎,古賀史健出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を…

生命倫理。

例によって、主に新聞報道からであるが(読売新聞)。 池田晶子さんのことを、きちんと評価する、という意味では、読売新聞のことはけっこう信用している。いや、これは”坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”の逆バージョンかもしれないが。。 断片的な報道から、僕の…

何故、人を殺してはいけないか。

佐世保で事件があった。世間では(世間とは何か?)、酒鬼薔薇事件を連想させる、とのコメントもあるようだ。 誰にとっても悪くないが、そもそもあなたの魂に悪い。 それが、池田晶子さんの、答えだったように思う。いや、これは売春をする当時の女子高校生…

引用。

少し長くなりますが。。池田晶子 新・考えるヒント P.37 「プラトンの「国家」」”大衆とは、ある意味では、現実に存在するものしか信じない者たちの謂いである。それなら、現実には存在しない国家を、現実に存在するものであるかのように表象する知識人たちと…

批評。

小林秀雄のあの有名な一言、”批評とは、竟に己の夢を懐疑的に語る事ではないのか。”が、妙に気になった。 つまりは、”批評とは、自分の夢を語ることである”と言っているのである。 批評には、自分が無いほうがいい、ような気がするのが普通だろう。自己を無…

比喩と神話。

先週は久しぶりに実家へと帰った。 すっかり歳を取った両親を見て、向こうも息子は歳を取ったとおもったのだろう、などと思ってみる。 ところで、 神話とは比喩なのであろうか。 比喩、とはそれが本当ではない、ということを含むのであろうか。 小林秀雄は、…

同調圧力。

日本、という言い方でいいのかな?”海外では違う”という思い込みで言ってしまっているのかもしれないが、”同調圧力”という言葉が気になっている。空気を読む、という言葉と、地続きかもしれない。 この言葉の意味するところ、”これまでの話の流れからして、…

夢。

夢を、見た。実は、池田晶子さんとは違い、夢を覚えていないほうだ。池田さんは一時期夢日記をつけていらしたと記憶するが。覚えていないので、夢というものに対する想いも今一つ?といってもいいかもしれない。夢は夢で今と同じ、あるいは別の生である、あ…