夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

詩、詩人、哲人。

いい詩とは、詩人が自分の思いをどこまでも深く掘りさげて普遍(ほんとうのこと)にまで届いた詩のこと。 童話社 ポケット詩集 宣伝用文より。詩、というものに対して誤解していたな、と最近思うようになった。宮沢賢治の”アメニモマケズ”を初めて教科書で読…

美。

美とはなんであるか。その前に立ち止まり、それと我、2つしかない世界へと”否応なく”ひきずりこまれ、それと戦い、抗おうとし、征服されたくなり、征服したくなり、しかもそのことに深く満足感を感じること。何時間でも時間をわすれて。洲之内徹が若い画家の…

考える、とは本質に対する洞察。

人生は愉快だ 池田晶子 11月11日刊 1500円(税抜き)毎日新聞社、を読んで。もったいないが、たまらずパラパラと読んでいる。考えることによって、考えずに与えられて鵜呑みにしてきた言葉とか、意味とか、価値観とかに、言葉によってちゃんと向き合えるかも…

渡せない一通の手紙。

うらやましい!ということがある。本を読んで、ファンレターを書いたら、思いがけず直筆の返事を貰う。書いた人は返事など貰おうと思って書くものでは無いだろう。あわよくば本人に読んでもらえたら本望だ。それくらいの気持ちであろう。そこで貰う、直筆の…

小説、とは。

埴谷「できるのは、自分の胸の中の自由の王国を創る以外にないんですよ」池田「ええ」埴谷「しかし、そうすると、この自由の王国は、出来ることじゃなくて、できないことまでできる。考えられないことも考える。しかも、それを表現するっていうところまで行…

新潮12月号購入。

昨日発売のはずだが、家のそばのロードサイド本屋2軒には新潮は置いていなかった。結構大きな本屋であるが、文芸春秋はあっても、新潮はきついのか。新潮45+(45歳以上の人に読んでくれ、ということなのかな?)はあったが。仕方なく名古屋駅のJR高島屋…

囚人文学。

人間は体の一部を制限されたほうが、精神が飛翔する、といったようなことを外山滋比古さんがおっしゃっていた気がする。引用が正確ではありませんが。今日、埴谷雄高氏の本を読んでそう思った。ドストエフスキー。 最近では例の睦田真志氏。内容的にはいろい…

!!!!!!!池田晶子氏新刊発行!!!!!

草思社がつぶれて発行が遅れていた 池田さんの新作が出るようですね。 人生は愉快だ 毎日新聞社◆定価1575円 2008年11月刊 うれしいなあ!!!!!!!!!!!!!!!!!池田さんの公式ホームページから画像頂きましたので、 野村さんの写真も入ってしまい…

本棚本。

本棚本が好きだ。本棚を見ると、相手の傾向というか、普段考えていることが わかるというか、もっというと、自分と同じ本を持っている 人を発見すると、同志というか、同窓生というか、相手は有名な 人なのに、そういう勝手な親近感を持ってしまう。最近面白…

鬼神(デイモン)が止めるだろうか。

本ブログは匿名である。匿名で、極私的感想文的日記を、一方的に書き連ねる、といった体である。客観性は、あまり意識出来ていない、というのが実態であろう。 いわば個人的な獣のうめき、の域を這いずり回る体である。梅田望男氏も、アメリカでの、ネットで…

小林秀雄の未発表音源が新潮12月号付録に。

小林秀雄(1902〜83)の講演の未発表音源が、7日発売の「新潮」12月号の付録CDで発表される。音源は、67年1月、東京・新宿の紀伊国屋ホールで行われた「勾玉(まがたま)について」と題した講演で、27分。講演では、勾玉を購入したエピソー…

なぞなぞライオン。

佐々木マキ氏の絵本。面白かった。文章と絵に研ぎ澄まされた緊張感がある。それがゆるさとなって表現されている素晴らしさ!因みに、作者が男性だということを初めて知った。なぞなぞライオン (おはなしパレード)作者: 佐々木マキ出版社/メーカー: 理論社発…

人間。精神。

小林秀雄講演 第2巻―信ずることと考えること [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/01/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 116回この商品を含むブログ (56件) を見る心理学は、学問として、人…