夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

書いてみなければ、始まらない。

書きながら、ものを考える。書いてみて、初めて自分のなかでもやもやしていたものが形になってくる。事前に書くことを考えて書くのは、億劫だ。義務感になる。”自分の考え”という別のものを時差を持っておいかけることになる。これは、ストレスフルなやり方だ。

絵を描くのも同じだ。下書きを見ながら本番の紙に描く、ということがどれほどストレスフルであるのか。創造の女神が舞い降りて描いた下絵はあくまでそのまま使用すべきなのだ。

多くの画家が、下絵をトレースして使用するのはその所為だ。普通に考えれば、プロが下絵をそのままに近い形で再度描くことは簡単だろう。それくらいの画力はあたりまえにある。だがそうしない。

あえてトレース台などで、スキャンなどで、下絵をそのまま取り込んでいるようなのだ。

何故そうするかの説明はない。単にそうすることが必要だから、という事実に合わせた作業、という趣だ。

そうした”単純だが語られないこと”を発見すると、絵がかけるようになる。文章も書けるようになる。

このようなブログであるが、まずはなにかを書き出してみること。こんなテーマで書かねばならない、と思って書き出すことには馬力が必要だ。最近そのような思い込みがあったかもしれない。

まずは書きだして、描き出してみること。

これがたぶん重要なのだ。


内田樹先生お薦めの本を注文。ただいまグローバル企業とは、というお題を追及しているところで、その根幹の思想を構築するのに必要と思われたので。

日本は悪くない―悪いのはアメリカだ (文春文庫)

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