夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ユニクロ、爪、コンビニ。

まっとうな殿方であれば、ユニクロ以外の服を持ち、爪の手入れをし、コンビニ弁当やラーメン以外の食事をする、との記事を読んだ。http://toianna.hatenablog.com/entry/2015/12/21/193350なんとなく心に残ったので考えてみた。これはつまり、他人に心を開く…

神。

絶対精神が絶対的に存在するには、絶対無を契機として絶対我が口走る刹那滅的冗談である。 西田幾太郎神からの流出という考えがある。すなわち神の一部。いつから神には人格が必要という風に思ったのだろうか。今朝、晴天の朝日を見てそう思った。これを”神”…

習慣。

ふときがつくと、11月も終わりとなった。すっかりこの場での記載がご無沙汰になってしまった。理由はいろいろあるのだが、やはり規則正しい?あるいは一定のリズムのある生活ではない、というのが理由であろうか。忙しさ、というのではない。いや、忙しい、…

人生。

経験と時間を織り込みながら、魂であるところの人生を織り上げてゆく。 池田晶子 P.213 あたり前のことばかりすずしくなった。10月に東京に来て2年目となった。これまで歳を重ねて実感すること。心は変わらない。しかし、若いころは年上の人たちを見てそうは…

私の幸福論。

一日は一生の縮図です。 それを悟って粛然たる思いがするとき、 初めて人は人生の真実の一端に触れる 森信三東大教授で盲ろう者、つまり目が見えず、耳が聞こえない状態である福島智氏の著書、”ぼくの命は言葉とともにある”を読んだ。ぼくの命は言葉とともに…

再び、魂について。

池田晶子さんについて考える時に出てくること、それはやはり”魂”についてであろう。”魂とは”という著書(亡くなられた後に編まれたものだが)もある。池田さんの思索の、最も重要なキイワードである。池田さんは、”魂”の語を思索の対象とされる前、”精神”、”…

I'm a dog.

犬の力を知っていますか?作者: 池田晶子出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2015/08/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

本。

周りに起きること。人との出会い。言葉が、文字が、無ければ、限界があるだろう。今、ここで、出会うことが出来るのは、基本的には同時代のものばかりである。今、たまたま同じ時代、同じ瞬間に生きている。このことの不可思議は、奇跡のようである。あるの…

教育。

教育について書いてみたい。 頭が整理できているとはとてもいえない。直感的な表現になりそうだ。まず、教育、とはあくまで”他者に対するもの”。他者に対する態度のひとつである。教え、育てる。ま、それを”自分、という他者”と定義することも可能だが。通常…

闇なべ。

さて、お盆である。昨日は満員の新幹線で留守宅へと帰宅(宅宅すみません)したわけであるが、なんとか予約でひかりに座ることができた。横には最近流行?の中華旅行者、たぶん大学生くらいなのか?一見大人に見えるし、体格は大変に雄渾、であり、昨日は満…

思い出す。

思い出す、ということは、絶対我が存在から個体を思い出すことである。 池田晶子 Remark P.34ただ過去を思い出す上手下手ということがあるのだ。 小林秀雄 常識について(角川文庫) P.35思い出す絶対我が、濁っている、あるいは純度が低いことがあるのでは…

菊と刀。

日本人の宗教感、ということが、話題になることがある。日本に於いては、基本宗教はややこしくない。 ややこしくないということは、それほど重要ではない、と一般に思われているからかもしれない。海外から来ると、日本では宗教の話がややこしくないと感じる…

車中雑感。

さて、車中である。いささか酔っぱらっておりますので、ご容赦下さい。本日考えたこと。 生きる、に関する言語麻薬。人間(含むワタクシ)、自分だけは死なないと思っているのは考えたら不思議なことだ。思っているのか、無意識に制御しているのか。 いずれ…

車中雑感。

生きる。

人は自ら輝くのではなく、周りの光を受けてはじめて輝ける存在だと思うんです。月は明るいけれど、自分自身では光を出していないのと同じように。(中略)座禅を続けていると、心が澄んできてより多くの光を照り返せるようになるんですよ。 P.22 身体と心が…

言葉。

”言葉”の不思議を意識したのは何時ごろだったろうか。名前、からだったような気がする。あれはアーシュラ・K・ルグインの”ゲド戦記”だったか。真の名前を相手に知られると、相手の思い通りになる、という。いま、この日本のWEB世界では、似たようなことにな…

夢中。

再び車中。土日を名古屋で過ごす。東京では新聞は日経を取っているので、名古屋に帰ると読売を纏めて読んだ。思ったのだがいろいろと子供のころから文学等の情報は結構新聞から得ていたようだ。ニュースを本分とする媒体であるが、やはり文芸欄や読書欄から…

車中雑感。

新幹線に乗車中。車中の友は引き続き小林秀雄”考えるヒント”にした。桜の項。小林は本居宣長を書いた、ということはとりもなおさず桜について書いた、ということになるのだろう。P.220,講演会にかこつけて弘前の桜を見る。講演会を行う言い訳を桜に託す。講…

考えるヒント。

小林秀雄のこの本、冒頭の文章群は昭和34年から昭和37年にかけて文芸春秋に掲載されたものである。昭和34年といえば、1959年。小林は1902年生まれであるので、57歳ころからの作品となるだろうか。年齢についてどう考えるのか、これは池田晶子さんよりわがテ…

場所。

さて、東京暮らしで少し残念なのは、新聞だ。基本的にTVは好きだし、くだらない、というつもりもない。昔、ジャンルとしてのマンガがくだらない、という言い方があった。聞くたびに反発した。いや、まんがは場所であって、そこでなにが表現されているかでし…

無限と”私”。

”無限を思考する能力が、それ自体である「私」。”池田晶子 池田さんは、一言で世界を網羅される能力をお持ちであったと、改めて感じる。こんな言葉に接すると。”「創造」は「完璧な無私」と「純粋な欲望」によってのみ、その”場”としての人間の中に、あるい…

美。

最近こんなことばかり言っているような気がするが、池田さんや小林秀雄の覚悟にはまさに月とスッポンとでもいうべき我が”真善美”。しかし、小物は小物なりに、考えてもよかろう。”考える”の入門者であろうと、その思いを持つことまで咎められるわけではない…

覚悟。

いささか変わった形態かとは思うのだが、僕は長男と寝ている。朝から勉強せねばならない由で、4時過ぎに目覚ましが鳴った。起きた瞬間に、小林秀雄が文化勲章を貰ったとき、揶揄する言葉を投げてきた文士に対して発した言葉、”てめえらとは覚悟が違う!”が去…

服装。

服を着る、という行為。これもまた、いろいろなものを図らずも示してしまう。まずは第一印象で、相手の人となりがだいたいはわかってしまう。大体が、はずれない。全身を、色を、フィット感を、追求している人がいる。どうでもいい、とあきらめている人がい…

自撮りと食事撮り。

自らを撮影し、それをブログやツイッターに掲載することが流行っている。またレストラン等で、出された食事を撮影し、同じく掲載することも流行っている。だが、そうした行為自体に違和感を覚える、という意見もあるようだ。この違和感、どこから来るのかを…

青春とは。

青春、むつかしい言葉である。「青春とは、心の若さである。」・・・では、”若さ”とは?「心が、好奇心を持っていることである。」好奇心があれば、なぜ”青春”であるのか、あるいは”若い”のか?「好奇心があれば、新しく、何かを求めるからである。」何かを…

自分の死、人の死。

”私は私自身に対しては決して死なない。私は単に他人に対してのみ、すなわち私との絆が断たれて後に残されてゆく人々に対してのみ死ぬだろう。 死の時は新しい、一層輝かしい生への誕生の時である。”フィヒテ 「人間の使命」1800年 大峯顕 宗教の授業 P.44”…

歌心。

”「和歌ヲ楽ミテ、ホトンド寝食ヲ忘ル」という彼の楽が、やがて自分の学問の内的動機に育つという強い予感、或は確信が、強く感じられるからだ。” 小林秀雄 「本居宣長」 上 P.56 新潮文庫版学問、とはなんだろうか。寝食を忘れるほど熱中し、それを”果てし…

電車の中。

電車に乗る人生だ。中学・高校の時は、一日に4時間乗っていた。おかげで揺れても字を追う能力が高まったかも。あまり嬉しくないようだが。最近でいけば、スマホである。かく言う僕もそうである。見まわしてみると新聞派は本当にすくなくなったようだ。先日…

歴史の中の私の人生。

私は昨日で50歳になった。どちらかというと直観的感性で、論理的に物事を考えるのは(多くの皆さんともおなじく)苦手としているのだが、肉体年齢は気にしないように”気にしている”。最近は、なるべく歩くようにしている。運動も、できるときにはやるように…