2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
上田閑照は「非神秘主義―禅とエックハルト」の冒頭でこう述べる。 (『聖なるもの』(1917)の著者、ルードルフ・)オットーが、ヴェーダーンタ神秘主義に比して特に禅にエックハルトとの親近性を見たのは、この両者に、停まることなき或る独特な無窮の…
執着とはなにか。 Q:では、わたしたちが最後に明け渡さなければならないのは、自我の核心としての自己ではなく、それに対する執着心でしょうか? A:なかなかわかりやすい表現でいいと思います。個人的な”わたし”が存在の核心であり、生命と”わたし”という感…
存在することのシンプルな感覚 作者:ケン ウィルバー メディア: 単行本 以前の記事で、”今自分はストレスを感じている”と思うようなときの一つの手段として、以下のケン・ウィルバーの言葉を思いだしていることを書いた。 ”目撃者に落ち着く” 自己収縮を感じ…
エーリッヒ・フロム”愛するということ”より。 「愛は自由の子」であり、 けっして支配の子ではない。 ひとりでいられるようになることは、 人を愛せるようになるための 必須条件のひとつである。 愛されるには、そして 愛するには勇気が必要だ エーリッヒ・…
こんな僕周辺の雑多な状況を、「趣味が広い」とよく形容される。少なくとも、鉄道模型、模型飛行機、ミニチュアカー、フィギュア、骨董品、電子工作、イラスト、小説、詩、写真、などなど、数々のジャンルに手を染めていることは事実。だが、ここで一言いい…
例えば、在宅勤務や、遠隔治療、自宅学習、製造ムーブメントのような分野で、規制が時代遅れで理解できないものであれば、人々は規制を全て無視するようになるでしょう。それは民主主義社会にとって危険です。人々が法律を習慣的に破るようになってしまうか…
宗教、というものは、現代日本においては非常にセンシティブな事柄となっていると感じる。 人々への宗教へのアレルギーが大きく上昇したきっかけは、やはりオウム真理教であるだろう。 カルトに分類される同教であるが、ヨガ教室を経て精神世界の要素を導入…