夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉。

”言葉”の不思議を意識したのは何時ごろだったろうか。名前、からだったような気がする。あれはアーシュラ・K・ルグインの”ゲド戦記”だったか。真の名前を相手に知られると、相手の思い通りになる、という。いま、この日本のWEB世界では、似たようなことにな…

夢中。

再び車中。土日を名古屋で過ごす。東京では新聞は日経を取っているので、名古屋に帰ると読売を纏めて読んだ。思ったのだがいろいろと子供のころから文学等の情報は結構新聞から得ていたようだ。ニュースを本分とする媒体であるが、やはり文芸欄や読書欄から…

車中雑感。

新幹線に乗車中。車中の友は引き続き小林秀雄”考えるヒント”にした。桜の項。小林は本居宣長を書いた、ということはとりもなおさず桜について書いた、ということになるのだろう。P.220,講演会にかこつけて弘前の桜を見る。講演会を行う言い訳を桜に託す。講…

考えるヒント。

小林秀雄のこの本、冒頭の文章群は昭和34年から昭和37年にかけて文芸春秋に掲載されたものである。昭和34年といえば、1959年。小林は1902年生まれであるので、57歳ころからの作品となるだろうか。年齢についてどう考えるのか、これは池田晶子さんよりわがテ…

場所。

さて、東京暮らしで少し残念なのは、新聞だ。基本的にTVは好きだし、くだらない、というつもりもない。昔、ジャンルとしてのマンガがくだらない、という言い方があった。聞くたびに反発した。いや、まんがは場所であって、そこでなにが表現されているかでし…