夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2015-01-01から1年間の記事一覧

引き続き。

池田晶子さんの本、「考える日々」を読んでいる。考える日々 全編作者: 池田晶子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2014/11/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る昨日の項、着床前検査というのでしょうか、生まれる前に事前に遺伝子の確認…

生命。

生命、といってみる。生きる、とちょっと違った感触である、語感である。池田さんは生命に関する科学のアプローチに付いて、注目をされていた。臓器移植への違和感であれば、自分の臓器の移植先は自分で指名すべきである、という言い方で、クローン技術では…

川崎。

中学生が殺される事件があった。最近は目が疲れるので、あまりテレビを見ないし、状況は切れ切れで新聞などで見る限りであるが、妙に心に残っている。うまく整理できない。理由のひとつは発生した場所。多摩川河川敷であるというではないか。実は今すんでい…

幸福は、

欲するものではなく、気がつくものだ。池田晶子2007年2月23日午後9時半に池田さんが亡くなられて、8年が過ぎた。 嗚呼、8年。長いような、あっという間のような。 先週、出張で飛行機に乗っていた。機中で、池田さんを、読んだ。今はどこにいらっしゃるやら…

考える日々。

P.70 ”人間の生は、量ではない、質である。サルの生なら質ではなく量に価値があるかもしれないが、精神をもっているわれわれの生の価値は、生存の量ではなく精神の質にしか、その価値はない。”池田晶子先生の本、”考える日々”。以前3冊にて刊行された時は、…

違和感?

さて、東京に単身赴任中のワタクシであるが、数日間名古屋に帰っている。例えば、大人になって子供時代に過ごした土地へ行く。じっくりみようとしている所為だろうか、なんだか周りがよそよそしい。歩きなれているはずの道が、短く思える。列車の密度が、違…

絶望とは。

絶望の虚妄なること まさに希望に相同じい。茨木のり子 肌合い、というのか、文章から受ける印象をもしそう呼ぶのであれば、僕にとって茨木のり子と須賀敦子は似ている。なんというのか、”わかってらっしゃる”という感じである。それでいて、悩んでいる。い…

幸福論。

ヘルマン・ヘッセ 幸福論 P.42”美に対する人間の喜びには、いつも精神と感覚が等しい度合いで関与している。(中略)それができる限り、人間は自分というものにまつわる疑問を繰返し処理して、自分の存在に繰返し意味を認めることができるだろう。「意味」こ…

新春対談。

元旦の新聞より。家では読売新聞だ。 前にも書いたような気がするが、この新聞社の新春対談には思い入れがある。実際の記事は読んではいないのだが、池田晶子さんが対談にたぶん出られているからだ。相手は推測だが、橋本五郎氏ではないか。記事を読んでいな…

お正月くらい。

2015年である。池田晶子さんの”人間自身 考えることに終わりなく”、これは本当に何度も申し上げているかもしれないが、池田さんが最後まで、病室で、書き綴られたものがつまっている。しかし、そのことは文章からはわからない。病室にいることなど、おくびに…