服を着る、という行為。
これもまた、いろいろなものを図らずも示してしまう。
まずは第一印象で、相手の人となりがだいたいはわかってしまう。
大体が、はずれない。全身を、色を、フィット感を、追求している人がいる。
どうでもいい、とあきらめている人がいる。
わざと、外すことを狙う場合もある。
これは、実は思考態度や生活態度、好みや性格を、如実に示すものだ。
坂口恭平”ズームイン、服!”の書評を見た。4月12日読売新聞、評者は牧原出さんである。
”服は着る人を守るシェルターであり、その奥には、自分の体全体に磨きをかけて通貨のように流通させようとする意思がある”
服のみならず、服がつつむ”自分のカラダ”。合わせて全体で世間への、他人への、通貨的な、提出が、確かにある。
妙に、上記のフレーズが、気になったので、引用させていただき、自身の記憶に留める。
- 作者: 坂口恭平
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 単行本
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