ヒューケラが好きだ。
基本的に多年草であるところ。昨年の夏はライムグリーン系の鉢を何鉢も枯らしてしまったので、ちょっと悲しくなって、やめようかな、という気になったのだが、鉢は調子が悪そうであれば頻繁に場所を動かすべき、というある意味当たり前なことを知ったこと、そして駄目かと思った鉢が復活したこともあり、またぞろマイブームがぶり返しつつある感じだ。
なぜ好きなのか。基本的に花は好きだが期間がいかんせん短い。その分カラーリーフはずっとあるので、朝玄関を出るときにぱっとこころが華やぐ。本当はだからいろいろ試したいのだが、やはり最近は一番強いと思われるキャラメルを中心にしている。地植えは心配なので、やっていなかったが、キャラメルなら或いは、と思い3株をトライ中である。
ギボウシもすきなのだが、日本原産のギボウシと比べちょっと暑さには弱い感じだ。なので日陰や半日陰中心に置いている。
今回は、近くのホームセンターで夏の暑さにヘロヘロになった苗を6個購入した。定価だと一つ400円ほどするはずで、なかなか安くならなかったのだが、この時期見栄えが悪くなった苗たちは仕方なく安くなっている。100円+5%OFFだったので、実質100円以下。これは申し訳ない位だ。キャラメル4つにシナバーシルバー、オブシディアン各1つ。計6個を購入。キャラメルはあったのを全部買ったかな。
縁があってこの土地に住んでおり、中古住宅ゆえ例えばカエルは我々より前から住んでいる。カエルというのは環境が良いと結構永生きするものなので、固体で我々より長い先輩住民がいるかもしれない。
門柱に灯火を導入すると、夜な夜な集まってくる羽虫や蛾を狙ってアマガエルたちが灯火の傍に夜になると集まるようになった。小さい奴もいる。大きくなって欲しいなと思う。
植物にしても、爬虫類にしても、生命を感じるし、変な話責任感も感じる。少なくとも水は遣らねば、灯火の光は紫外線を発するものにしなければ、と。しかし電燈がすべて紫外線を発しなくなったら(それは遠からず出来するであろう)、蛾たちはどうするのであろうか。まあ、昔はなかったので、彼らにとっても穏やかな夜になるのかもしれないが。
植物を植えるということは、その土地に思いを植えることだ。その土地に住む、という意思をみずからに刻む行為だ。だから借家住まいのときは、それが禁止されているかとは別の次元であまり地植えを行う気はしない。自らの眷属をこの地に植える、という思い、これこそが、庭作りの原因でありモチベーションであると思う。
そんなことをたまに考えながら植物を見ている。ヒューケラは今年買って枯らしてしまったハーブのマリーゴールドがあった(あれ?名前が違うようだが出てこないのでそのままとする)鉢に入れた。ガランとした鉢を見るたびトラウマがうずいたのだが、その気持ちを払拭することになったようだ。夏の暑さがひと段落して、救出したヒューケラたちも気持ち元気になったような気がする。
閑話休題。
先日ちくさ正文館さんで買った本3冊のうち残り2冊。あとやはり熊田本は買うべきだろう、という気がしてきている。
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そういう意味ではグリムは現代の創作物語の父でもあったのだ。
玩物草子―スプーンから薪ストーブまで、心地良いデザインに囲まれた暮らし (コロナ・ブックス)
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