天気に誘われて、星が丘駅から主に植物(お花畑)を目指して。
この時期はあまり花が多くはないが、暑くも無く、風が気持ちよい。
来ている人は、
女性2人連れ(60-70台、50台、40台、20代、親子?)。
写真愛好家(一人)。
老夫婦。
カップル。
女性一人。
家族連れは少ない(1組のみ)。
ひとりでうろうろの僕はちょっと異様だったかもしれない。
しかし、老人男2人というのはありえない。女性は普通。
老後に活動的に過ごすのは女性だというが、集団でいやなことも含め過ごす術を幼少時から否応無く得る機会が多い女性は、やはり気の置けない関係を作りやすいのだろう。
定年後の膨大な時間(今の世代はそういうものを持てるのかは不明だが)をもてあますのは男性ということだが、長生きの秘訣はそのあたりにもありそうだ。
しかし、考えてみるとバカにされる”オタク”(僕もその端くれと自負しているが)という生き方は、どちらかというとオバサン的であり、そのメンタリティでいけば老人男2人というのもあながち無理ではないような気がする。これはもしかすると新しい定年後サバイバル術なのかもしれない。
見所。最近ソテツを3000円で購入。椰子やソテツ、コルネリアなど南方系の樹木に最近惹かれている。前はコニファーで、コロラドトウヒがどうしても欲しかったのだが、どうも夏の暑さに弱そうで、また相当大きくなることもあり、悩んでいた。
そんな中コルネリアの銅赤色に惹かれ、2株ほどを購入。こちらはオーストラリア産なので、たぶん暑さには耐えるとの目算であったが、予想通り。
ソテツも日本に生えるものだから、ということと、昔から実家にあったこともあり、馴染みがあり購入。
東山にはコルネリアの大株、というか木があり、それを目指して。
ソテツも元気だった。
気になったのが、ユーフォルビア カラキアス ウルフェニー。
和名はトウダイグサ(の一種)らしいが、トルコ原産の葉色が美しい低木。英国ガーデンなどでは定番のようだ。
温室ではヘゴや小笠原のマルハチ、ベンケイチュウとよばれるアリゾナの巨大なサボテン?やリュウゼツラン属を楽しく見て回る。
過去の英国のプランツハンターは、諸外国のめずらしい植物を探して世界中を旅したと聞くが、こうして植物園で寒暖両方の植物を見ていると、彼らの情熱の理由が少しわかる気がする。
温室前ではコロラドトウヒが美しい新芽を出しているのを堪能。
ウルニファーにしても、どうも僕は銀芽と呼ばれる白っぽい緑色が好きなようだ。ラヴェンダーとか。
あと、いまはスイレンが美しい。南方系のスイレンのブルーや黄色は吸い込まれるような魅力がある。
花は少ないかもしれないが、大変見所が多い一日であった。
PS,竹がイネ科、というのを知ったが、なんだか不思議な気がした。
帰りにちくさ正文館へ。 ユルスナール 東方綺譚 を購入。
- 作者: マルグリット・ユルスナール,多田智満子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1984/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 47回
- この商品を含むブログ (31件) を見る