夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2008-01-01から1年間の記事一覧

41才の哲学 BY池田晶子 3

第3章 目次。 考えることに終わりはない バカの壁を突破する −脳 夢の安楽死病院 −老い 権利など必要ない −医者と患者 百歳まで生きるとしたら −死 損か得かの問題なのか −少子化 命は自然に委ねるもの −医療過信 生きてみなければわからない −遺伝子 ボケ…

口パク。

今日は中国オリンピック口パク問題について考えてみたい。この件を聞いて感じたことは、まず実も蓋もなさである。論調を見るに、 ①そもそも騙されたことがハラ立つ。 ②少女を容姿で選別するとは何ごとか 子供はピュア、歌がうまい子も十分子供らしくかわいい…

41歳からの哲学 その2 BY池田晶子

昨日に引き続きもくじを。「よのなか科」だと!? −教育 「考えている暇などない」だと!? −情報化社会 食べなきゃいい −食の安全 その一言のお値段は −携帯電話 金にならないのは当たり前 −大学 最初から自由である −言論 活字離れは誰の問題 −読書 やっぱ…

41歳からの哲学 BY 池田晶子

死の直前まで続いた連載の、全貌の一旦を掴むべく、タイトル(目次)を転記してみる。第1章 平和な時でも人は死ぬなぜ人は死を恐れるか −戦争 死にたいのか、死にたくないのか −人間の盾 カリスマが言ったから −正義 ミサイル、それがどうした −北朝鮮 死に…

Uniqlock

格差。

ランク付けが好きだ。人間、好きな人、多かろう。たとえばポケモン。伝説ポケモン達のバトルでの強さを求める世界と、映像でのピカチュウのCuteさを求める世界と。 これは明らかに、能力とCuteさの、ランクつけの価値観の戦いである。でもいずれにしろあるの…

「己の愛する」完璧な仕事。

土井英司さん、ビジネスブックマラソンより。『最高の成果を生み出す6つのステップ』マーカス・バッキンガム・著 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532314046/businessbookm-22/ref=nosim「己の愛する」完璧な仕事を見つけることに固執するのは得…

死に神。

読売新聞読書欄、”ポケットに一冊”コーナ。朝日新聞の”素粒子”欄での鳩山法相”死に神”発言に対し、「死」を引き受けなければならない人間に対し、あまりに心無い言葉である、とのコメント。死刑の是非にかかわらず。宮崎元死刑囚と同時に執行された陸田元死…

哲学者は五月蝿がり。

消音機能付きのヘッドホンが売れているとか。池田晶子さんの場合は、イアーウィスパーだったような気がする。人ごみの騒音が耐えられない、ということだが、”うるさい日本の私”の著書がある哲学者の中島義道氏も、同じように日本の騒音の多さに閉口しておら…

海外出張。

6/23-6/26まで中国出張。洲ノ内徹、絵のある風景 をかばんにすべりこませる予定。ほかの本はどうするか。これを考えるのが結構楽しいのである。出張中はブログ更新は困難となります。宜しく御願いします。

ミュータントサブ購入。

42,43年発行、ダイヤモンドコミックス。 2冊で630円。新刊が240円x2なので、その後の物価上昇を考えると、定価で買えたイメージ。1ページを開くと眩暈がした。 コマを覚えている。そしてコマを見ている過去の自分の気持ちがフラッシュバックする。こうし…

死を恐れるのではなく、下劣であることを恐れる。

死を恐れるのではなく、下劣であることを恐れる。死刑になってもならなくとも 善くいき、死んでゆくこと 正しく生きることが唯一自分にできる償いである、という事実を、ソクラテスと池田さんによって気づいた陸田氏の思いを池田さんに読んでもらう、という…

死と生きる。死に生きる。

本日より、陸田死刑囚と池田晶子さんの書簡集である、 “死と生きる 獄中哲学対話”を再び読み出している。善く生き、善く死ぬこと、への 透明な思いが綴られている。透明な魂同士の会話である。今、この対話を行った二人が、二人とも死の側へと 既に旅立って…

陸田真志死刑囚、刑執行。

本日宮崎勤死刑囚の刑執行があった。ほかに胸騒ぎがして調べると、 同じく陸田真志死刑囚の執行もあったということ。池田さんの訃報を見たときと同じく、ドキリとした。 死に方は違っているが、死んだことは同じだ。 生まれたから死ぬ、というわけだが、 ま…

使う側、使われる側。

魂、もう少し軽くいうと感情。これにひっかかるとき、いいこと、悪いことのセンサーが働いている。本日微妙にかつ厳しく引っかかったこと。”大抵の人間は、無意識のところで自分は使う側の人間だと思っている。 それを自分に、理屈でなく感覚で、問いかけ続…

死に方上手。

週刊新潮掲載時のタイトルである。なぜ人は死を恐れるか。”自分が死ぬと知って絶望的になるとは、死ぬとはどういうことか知っていることになるからである。しかし、生きている我々は、死ぬとはどういうことなのか、知っているはずがないのであった。あるいは…

溜め。

“溜め”とは貯金など、金銭的な余剰分だけを指すのではない。頼れる家族や友人などがいるのも人間関係の“溜め”であり、自尊心や自信などを持っていることも精神的な“溜め”となる。貧困とは、単に「お金に困っている」だけでなく、あらゆる“溜め”が失われた状…

今の自分。

今の自分にできることを、手を抜くことなくやった、という実感を 持てる毎日を過ごすこと。簡単そうに見えて、これが難しい。なぜ なら人には甘えがあるから『察知力』中村俊輔・著 より

溜め。

“溜め”とは貯金など、金銭的な余剰分だけを指すのではない。頼れる家族や友人などがいるのも人間関係の“溜め”であり、自尊心や自信などを持っていることも精神的な“溜め”となる。貧困とは、単に「お金に困っている」だけでなく、あらゆる“溜め”が失われた状…

再び”ゲゲゲの女房”。

読み終わった。水木さん本人が描いた本はもちろんたくさんあるわけだが、 奥さんがそうして走りつづける作者の傍でどう考えていたのか。それを知ることは、本人の仕事を知っているために、余計に腑に落ちてゆく、という感覚であった。先日の日記に書いた宝塚…

自分の人生のすべてに責任を負うと決める。

自分とは、個性とは。

日本の教育では、並外れてできる人間も、組織の中で目立つことを恐れ、組織も目立つ人間がいると、あたかも階級社会(自分に関係のない、先天的に与えられているもの)や格差を助長するものである、という感覚、言ってしまえば醜いそねみ、というべきものが…

知る、ということ。

僕は水木しげるが好きだ。世代的には、正確にはアトム世代ではなく、ちょっとあとの鬼太郎世代だ、というのが、今はわかる。アトムのTVは白黒で、僕が生まれる1965年にはすでにやっていたはずだ。鬼太郎は、1968年ごろにブームがあったように思う。小学校に…

自己原因で考える。

評論家、というスタンスの気持ち悪さ 行政に期待する、という言い方、それはそうだが そういう言い方をするときに自分はどこにいるのか、 自分ではその問題を自分に関係するものと見るのか 関係ないとみるのか。 たぶん後者である、という触感が、言いっぱな…

自戒。

自戒仕事の意味を考える ものごとを前向きに受け止める 自己原因で考える 自分の可能性を信じて、自分らしくやる 目指すことを、あきらめない。

君自身に還れ。

フィヒテが哲学が哲学者に対して要求する第一のものをこういった。「君自身に還れ。君のそとにあるものすべてから目を向け変えて、自分の中へ還れ。これが哲学というものが哲学者に対してするところの第一の要求だ」。フィヒテによれば、哲学には2つしかな…

京都に行った。で、いくときの新幹線車中で,”乳と卵”の感想をつらつら考えた。

京都に行った。朝早く行った。7時12分発のこだまに乗った。本当は光か望(ちょっと漢字にしてみました)乗車予定であったが、アナウンスでこのこだまが京都までは一番早い、といったので飛び乗った。7時58分くらいに京都につくまで、”日々メモ帖”を取り出し…

川上未映子 乳と卵 を購入。

芥川賞。芥川賞を取ったからよもうというのはあまり僕にはなくむしろすこし反感と、”賞?どんなもんやろ、お手並み拝見”的な感覚で賞味期限が過ぎてから(たとえばBOOK OFFで100円になってから)手にとるという感覚が、通常の受賞作品に対する僕のス…

自分と出会う。

精神には自分と出会う、という以上の喜びは存在しない。 小林秀雄を読むときに要求される自覚の靭さと緊張感とが、まさしくそれだと言っていい。私は彼を読むたびに、自分が精神として在ることの喜びを、そのたび新たにするものである。 新・考えるヒント P2…

脳を活かす勉強法 茂木健一郎 を購入した。

出張先で一気に読んだ。非常に示唆に富む内容。 読んで元気が出てくる。この元気がでてくる、というのは人から”元気を出せ!”というふうに言われると、人から影響行使されている感が鬱陶しいが。自発的であれば。自分の記憶のため、書いてあることと自分の感…