一人で東京暮らしをして、1年以上が過ぎた。
なんだかんだで部屋はどんどん散らかっているのだが、そのことをどうすればいいのか、というテーマが出来てきた。
神保町という街に来て、ここに来たくてきたわけだが、それで舞い上がったところもあり、1年目は古本を買いまくり、いろいろなところに行きまくった。そしてカレーやとんかつ、といったものを食べ歩いた。
1年目ということで、様々な形での飲み会が、コロナ終盤というところもありけっこうあった。それでもコロナが無ければもっと多かったであろう。
日々の生活をそういうムーブで行っていたら、1か月10万円の予算(光熱費、家賃別)では足りなくなった。毎月赤字で少ないへそくりが枯渇した。これではやっていけない、という意識で、数か月は非常に落ち込んだ気分になった。
いろいろとYOUTUBEなどで貧乏もの、節約ものなどを見まくった。極端な生活では健康を害することになる。最低限の鍛えはやっていきたい。ということでここ数か月はできるだけ月10万以内(繰り返しますが光熱費、家賃別です)でやっていこうということを意識した。2か月ほど過ぎて、いろいろ試行錯誤したのだが、すこし流れがつかめて来た気がする。本当に個人的な備忘ながら記しておきたい(そもそもここは日記なので個人的ですが)。
1.一人飲みをやめる。:1回2500円ほどで月数回最寄りの飲み屋に行っていた。飲み屋としてはリーズナブルだが、これをやめるだけで月1万円位浮くことになる。
2.展示へはあまり行かない:これは普通の方はそもそも行かないだろう。私は自身で版画を作るので、お知り合いの個展や画廊に頻繁に行っていた。気にいると、購入してしまう。数万円するものもある。
これはこうした作品は一期一会という発想があるからで、ここで買っておかねば、という癖がついていたのだ。所有欲である。これを見直した。画像データで一定の所有欲も満たせるのだ(アーチストの端くれにそぐわぬ発言ですが。。。)。
3.図書館の多用:ここ神保町は古本の町。当然すんばらしい古本に出会ってしまうのだ。その出会いからばんばん古本を買っていた。古本もアートと同じく一期一会。買ってしまうのだ。ということで古本屋に行くのを減らした。代わりに日比谷図書館を利用するようにしたが快適だ。千代田区の潤沢な税収入のせいだろうか、夜10時まで開館、休みなし、設備は充実、席はだいたい空いている、ということなし。
4.家飲みをやめる:基本私は飲まねばやっていけない、というタイプではない。だが外で飲むくせから、家でも黒ビールなどをすこし飲んでいた。カネをセーブするために酒を買わない、と決めてからはほとんど買わなくなった。だが飲むと寝落ちして結果的にあまり食べない。今は寝落ちしないので、食べる量が増えてきたのは要注意である。
5.コンビニへ行かない:コンビニに行って買っていたのは冷凍ギョーザか黒ビールくらい。美味だがあまり体に良くないだろう。
6.昼ごはんは持参:ここ数年は昼はプロテインバー20gタンパク、という形だったが、東京にきてBASE BREADなどを買うようになった。これが別に安くはない。300円弱である。600円位でパンを買っていた時期もある。これを玄米むすびX1とプロテイン20g持参に変えた。価格はよくわからないが、まあ、1食200円位だろう。
7.外食は月のご褒美として極力避ける:名古屋時代は週1-2回サイゼリヤに行って、グリルチキンやワインデカンタなどを頼んでいた。また前述したが神保町に来てからはカレー名店食べ歩きなどを行った。また同じく名古屋時代はこれも週いち位でスタバに行ったりしていた。これを基本やめた(まあ、有名どころはだいたい行った、ということもあるが)。
もちろんサイゼリヤは高くはない。グリルチキンとドリンクバーと100円グラスワインなら800円で、5時間はいられる。コーヒーは10杯くらい飲めるのだ。安すぎるのだが、これをやめれば800円がセーブできるのだ。スタバはやめて、120円マックコーヒーに変えた。同じような場所で景色がよく、何時間でも居ることができる店がある(満腹にはならないが=満腹といっても内容物はコーヒーですが)。
8.作業がない時は、家でアマプラ:アマプラに入っている。まあ自然に入ってしまったのだが汗。で、時間つぶしにはアマプラをも採用した。
だがちょっと運動不足が心配だ。
→ぶら下がり健康器を導入した。
9.電車を使わない:ここ東京は便利すぎて、電車賃も地方と比べて安い。どこにでも電車で行けてしまう。だが交通系プリペイドを使いすぎて、知らず電車賃がかさんでいた。そもそもどれだけ電車賃で使っているのかさっぱりわからない。
ということで、電車で行けるところは極力行かないことにした。できるだけ歩く。銀座も日比谷も歩きである。
まあ、寒すぎるときは、無理せず電車に乗ってよし、というルールをこの冬採用したが。
10.支払いは現金で。生活費はすべて1000円札にして袋に小分けして保管:
この時代に逆行しすぎたふるまいである。だがひと手間をかけることで、ものを買うのが面倒だ、という気持から買いすぎを避けるのである。
で、1000円札が具体的に減ってくれば、カネを使わないぞ、という発想になるのだ。NMD(NO MONEY DAY)も採用した。
通勤は歩きなので、電車(地下鉄)に乗らず、プリペイド入金はめんどくさい。ここがカネを使わない原動力の一つとなる。
1000円札で100枚の札束をガシっとつかむのも何気に快感だ(苦笑)。
11.NISAを開始:今は手探り。100円投資で現在7000円ちょっと。だが利益が900円ほど出ている。今後カネがあまったら、ここに入れていこうと思っている。
12.グルテンフリー(なんちゃって)を再開:パスタは安いがやめることにした。玄米を主食にしている。ここではパスタのほうがカネは安いと思われるが。
13.胸肉にこだわらない:胸肉を食べていたが、買いにいって小分けして冷凍するのがおっくうだ。同じ鶏なので、卵に変更することにした。まあ、全くやめるわけではないが、「鶏肉切れた、買いにいかねば」というストレスは減った気がする。
植物性タンパクで納豆も一日2パック食べている。卵は日に3個である(前は各1個ずつ)。
14.ほしい本や画材は厳選しつつも買う:ここを無くすのは無理なようだ。だがより厳選しようとは思っている。今日はてんとう虫コミックスの「ドラミちゃん」を注文した。
当然古本である。
同様の理由で腕時計も買い続けている。だが価格は数千円の昭和クォーツなどをターゲットにしている。
15.ひと棚本屋を開始:月5500円かかる道楽である。だが本の聖地神保町の、小学館や集英社の本社にもほど近い神保町交差点3分のところに、ひと棚といえど「古本屋」を開始できたことは、自分史上特筆すべきことかもしれない。
もう一ついいのは、買って読まない本が売れる可能性があるところ。現在までありがたいことに5冊、1780円の売上となっている。まあ、コストはかかっているのだが、買って購入欲でチャラと思えば、5500円―1780円=3720円で今月は運用できているわけである。
小さな棚すぎて文庫新書しかおけないが、版画もおいて小さいながら我が店、という感じになって来たのは嬉しいところだ。
というような感じだろうか。とてもせこくて夢が少ないかもしれないが、図書館、散歩、アマプラ、版画制作(趣味)とくれば定年後のミニマムライフの練習にも、なっているのかもしれない。
(生活感、というか意識面での断捨離ですかね)