池田さんが禅に惹かれていらっしゃったのは、なんとなくわかる気がする。
ユング、にも惹かれてらしたような。。
池田さんが惹かれたものにはとりあえず無条件で(?)接しましょう、ということで、すこし禅の関係書などを読むことがある。
禅。思想と実践。
禅寺での参禅を2回ほど行った。座るのはいいが、読経の際の正座がきつい。とにかく、きつい。
結跏趺坐は組めないが、参禅時はできる足でいいので、そちらのほうはありがたい。
栗山千明さんの表紙に惹かれて、前に買っていたこの本を読んだ。
- 作者: 星覚
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2012/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人
- この商品を含むブログ (5件) を見る
あごを引いた栗山さんの首筋のラインが素晴らしい。
内容を見ると、座禅以外の何点かの作法に気づいた。
歩き方、叉手と緩歩。叉手では身体の中心を意識して、体の筋肉をくまなく使うことを意識する。緩歩では、”歩歩是道場”。
片足を水平に出し、重心を移し、すりあしでもう片一方の足を移動する。
WALKINGでの手を振り上げる姿勢は、理屈はわかるがなんとなく美しくないと思っていた。ちょっと軍隊感があるからかもしれない。
筋肉で地面を蹴る歩き方とは正反対(これは最近間逆、というようだがこれにも少し違和感)だが、継続して続けられることと、足の裏と地面とのアース感を意識する、という意味では理にかなっているように思う。
日々の生活で、歩き、すわり、立つ。食べて寝て、トイレにゆく。
このすべてを意識して生きる。これは瞬間を生きる、ということとたぶん地続きであろう。
今を生きる。
池田さんの教えにも繋がるなにかがあるように思っている。