時計を購入した。
どうやら私は時計を買うのが癖になっていて、あまり生活費に余裕はないのだが、飲み会や外食を減らしてひねり出した資金で時計を買っている。
まあ、BOOKOFFやヤフオクなどがほとんどだ。新品を買うことはほとんどない。
東京にやって来て、生活を今までの通りに行っていると生活費が足りない!ということを、どうだろうか、1年位してやっとしみじみ思った。
で、飲み会や昼の外食をできるだけやめるようにした。
まあ、すこし運動不足なので、体重調整上は丁度いい。
で、毎月5000円ずつを毎月の生活費振り分けの時に”時計費用”として積み立てることにした。
で、欲しい時計が2-3本あった。
なかなか積みあがらなかったが、何とか先月42000円ほど溜まり、2022年8月19日発売のシチズン通称チャレンジダイバー、あるいはフジツボダイバーの復刻をヤフオクで探し出すようになった。
ヤフオクは落札履歴が見られるので、当該機を見て見てみると4万をちょっと切るぐらいが再安値だろうか。
だが、球数が潤沢なわけではなく、最近の落札では安くて45000円位。
ちょっと足りない。
私は昔から古着古本古時計にまったく拘りが無い。ただただ安ければ正義、という感覚だ。
ここは人によるだろう。中古の家なんてとんでもない、家は新築でないとね、という感覚もあるだろう。
概して日本人の感覚では人の使ったものは“穢れ”がある、というのが根強いように思う(誰が使ったかわからないものは気持ちわるい、という感覚か)。
なので、中古の家や車がいやな人は結構な割合でいるだろう。だが例えば地震がなく、石造りなどの家も多い欧州都市部などでは、そもそも新築の家自体が少ない。
パリオリンピックで、選手宿舎にエアコンがないことが問題になったが、一般家庭で上記のように昔からの家が多ければ、新しくエアコンを設置することも困難だ。
あと地震が多く、木造の家の耐用年数の問題もある。シロアリなども面倒だ。
私の場合は、そういう意識を皆さんが持てばもつほど、一般の中古品の価格が上がりにくいのでWELCOMEだ。だが最近は、購入時からメルカリで売ることを想定している人も増えているという感触もある。
もう一つ、中古だとそもそもの製造者に金が行かない、という問題もある。ここは結構微妙な問題で、ブックオフで本をそろえた、という人に、漫画作者が”オマエはファンではない”となじった問題なども思い出す。
時計もそうで、基本中古購入では製造者への還元はない。だがまあ、中古で流通させることで購入意欲が湧く層もあろうから、販売絶対数の増加はメーカーにとってまったくメリットがないわけでもないだろう。
まあ、そんなことをつらつら考えながらだが、私はヤフオクでお目当ての品を捜すのだ。
あとはヤフオクでは業者の入札も多いようだ。購入履歴が何万とあるのはそうだろう。今は日本のセミアンティークウォッチをベトナム等東南アジアで売っているようなケースもありそうだ。
なので、お目当ての品が出ても、競合者が明らかに業者であれば、あまり深追いしないようにしている。向こうは商売、こちらは単なる趣味。資金力もなく基本太刀打ちできるわけがないではないか。
そんなこんなでちょこちょこ入札して惨敗、という日々がしばらく続いた。
手元資金は42000円だが、なんだかんだで浮いた5000円を足して47000円位まで入札するようになった。
落札ではだいたい2番札、惜しいところで”業者筋(個人の想定です)”に負けていたが、どうやらそういった業者(入札件数0件、というパターンもあるようだ)らしき人から連絡が無い、ということで2番札の私に連絡を頂いた。
丁度別件で入札中だったが、そこも負けそうだったので、最終的にはその方から購入した。約47000円であった。
この時計、現状では70000円ちょっとが新品最低価格なので、まだまだ人気があるイメージだ。あまり人気がなかったら、半値位にはなるはずなのだ。
で、8月19日に入手。この機は2022年8月19日発売だったので、丁度2年後に我が手にしたことになる。
サイズ感はロレックスサブマリナーと似ているようで(旧型?)、41mm径、厚さ12.3mm。ロレックスは41mm、12.5mmなのでほぼ同じ。ラバー(ウレタン)バンド仕様で、昨日重量を測ったところ70gであった。公称75gだった気がするので、個体差??チタンで軽い。
嬉しくて頻繁に装着している。まあ、こうして買えるうちは楽しく買って行こうと思っている。
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発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせを作ることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ。
アンリ・ポワンカレ
「学習+記憶」の研究が教えるように、あなたの発想の元になるのは、あなたが学習したことの蓄積だけなのだ。
シーナ・アイエンガー THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法
学校での勉強、というものは、”学ばされている”ころや、”受験のため”と思ってやっていたころは、なんて無駄な、と思っていたものだが、こどもはすべて違うわけであり、どの子供にどの知識が最適か、ということはわからないわけである。
それで広く浅く知識の”さわり”を与えることで、自然に自分でやりたい項目を見つけることがあるだろう。
今となっては、あれはけっこうありがたかった、などとも思うところだ。
今SNSの弊害がいろいろ言われているのだが、個人的にはインスタもXも主に視覚的な情報収集に使っている。見ているものに関連したお勧めが来るので、それほどトンデモコンテンツが来ない感じだ(猫とか時計ばかり来る(笑))。
昔はなんでも見ていたので、結構カオスであったが。
特に海外の方が琴線に触れた画像などをUPされると、日本では見たことがないようなものも見ることができる。そうしたものにインスパイアされることも多いのだ。
まさに「学習と記憶」。
そこから「発想」がジワリと浮かび来ることを、実感しているのだ。
(昔は情報は本一択でしたが、広がりましたね。。広がりすぎて消化できるのか、という懸念がありますが)