2010-01-01から1年間の記事一覧
新装版の出た”事象そのものへ!”のレビューをアマゾンに投稿した。最近は余り長くならぬようにしている所為か、掲載されてはいるが、今回はちょっと長めで心配なので、念のためここでもいつものようにバックアップ。以下投稿内容。 もとより書くこと考えるこ…
言ってしまえば好きな先達を単に並べたのが発端であったのだが、両氏関連の著作を読み進めるうちに思わぬ共通点を見つけた。正確には野十郎の描いた蝋燭の絵の焔のことを川崎 浹氏が”過激な隠遁”の中で思索される中で引用されたものであるが、宮沢賢治の"春…
哲学とは、思考が思考することを思考すること。 BY 池田晶子
池田晶子さんのソクラテスシリーズを1冊に纏めた”無敵のソクラテス”を購入した。例によってAMAZONへレビューを投稿したが、長すぎてか掲載されない場合があるため、恒例によって本ブログへも自身の覚えも兼ね掲載しておく。タイトルは”死ぬのは誰だ(文体の所有…
接点がなかった2人であるが、共通点が何点か在るように思う。 というより、僕が興味を持つ人々に一定の型があるのであろうか。何のためにか生まれた。あとは死ぬまで生きるしかない。両者ともそうした諦念に在ったように思う。投げやりではない。むしろ決意…
近日池田さんの「事象そのものへ!」が新装版で出版されることから、同書の読み直しを行っているわけである。改めて感じることでもなく、残念ながらの事実であるのが、我が読解力、理解力の脆弱さだ。20代の池田さんの書かれた文章に、亀のように、蝸牛の…
と最近とみに思うようになった。1.人より持っていると思う場合。 →持っていることの脆さ、失うことのこわさに苛まれる。 満足していればしているほど。 持っていることで人を見下す楽しい地獄へ行く不幸。2.人より持っていないと思う場合。 →持つものへ…
新潮社 『無敵のソクラテス』 池田晶子、NPO法人わたくし、つまりNobody/編 1/29 \2,940 事象そのものへ![新装復刊]作者: 池田晶子,わたくし、つまりNobody出版社/メーカー: トランスビュー発売日: 2010/02/02メディア: 単行本 クリック: 30回この…
求めない『求めない』 加島祥造作者: 加島祥造出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/06/29メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 67回この商品を含むブログ (115件) を見るを読んだ。著者が80才を超え、今まで50年以上書いてきた日記、それまでは読み返すこと…
海外では、新年は単なる新年で、クリスマスのあと特段祝うことはないようだ(中華圏は除く)。昨日から降り出した雪が積もっていたが、日が照って来て初春の初雪も儚く消えてしまうところだ。ゼラニウムの鉢植えを昨晩念のため雪の掛からないところへ避難させ…
2010年が始まった。今までは元旦に早起きして神戸の実家に出かけるというパターンであったので、大晦日は早々に寝ていたが、本年は元旦は家にいることになった。ということで、見た。紅白歌合戦。みんなが見ているから、という理由で見るには、育った環…