夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

9月10日 外国語固有名詞の日本語表記について。

本日の体重64.7Kg,体脂肪11.1%。

昨日朝は62.5kgまで落ちたのだが、いきなり2kg位増えた。

わらっちゃう位いきなりだが、昼にメガ盛りライスととんかつ2枚を食べたらいきなりこのざまだ。

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しかし、1食で2キロもふとるかなあ。。。

 

まあ、また節制します(ちょうどよい63キロキープはなかなか難しい)。。

 

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ギョエテとはおれのことかとゲーテいい

 

イメージとしては旧制高校では当然みんな読んでおけ、という哲学書があり、デカンショデカルト、カントとショーペンハウアー?)ぐらいは必須であるとされていたので、”デカンショ節”という言葉が出来たのかと思っていたが、WIKIPEDIAで改めて調べてみると、そもそもは丹波篠山の旧領主筋の青年が旅館で歌い、たまたま聞いていた旧制高校生が気に入ってもともとは兵庫県の囃子言葉である”デカンショ”を哲学者の意味にあてはめたものだとわかった。

 

まあ私は兵庫生まれ兵庫育ちなので、なんとなくは丹波篠山の雰囲気はわかるが、丹波篠山でいう”デカンショ”はどういう意味かははっきり分かっていないらしい。

 

まあ、”どっこしょ”あたりが囃子言葉ではいい響きがあると思うが、”出稼ぎしよ”とかいう意気ごみ?あたりも囃子言葉としては悪くない。まあ、歌なので、語感で適当に採用したのでは、と思っている。

 

もともとは、いわゆる外国語を日本語にするとき、特に固有名詞を日本語化するときにはいろいろあるなあ、ということを思って書き出したのである。

 

そう思ったのは、ここ数日はバイオハザードシリーズを数作一気見したせいである。

 

バイオハザードシリーズWIKIPEDIAでは以下の情報がある。(一部を省略しています)。

バイオハザード(2002年)

女優のミラ・ジョヴォヴィッチが映画シリーズでアリスを演じた。
バイオハザードシリーズが撮影された国

1998年1月、コンスタンティン・フィルムが「バイオハザード」シリーズの映画化権を獲得。

ポール・W・S・アンダーソンソニー・ピクチャーズに雇われて脚本を書き、2000年末にアンダーソンが監督兼脚本家として発表された。アンダーソンは、この映画にはゲームシリーズとのタイアップは含まれないと述べている。「映画とのタイアップが不成功に終わることはよくあることで、あらゆるゲームの中でも『バイオハザード』は映画で表現されるにふさわしい」からである。

2001年には、主人公のアリス役にミラ・ジョヴォヴィッチが起用された。

第1作の成功を受けて、2003年に製作を開始した続編。アンダーソンは脚本家として復帰したが、『エイリアンVSプレデター』の仕事があったため、監督はしなかった。アレクサンダー・ウィットが監督を引き継いだ。

2005年11月、スクリーン ジェムズが第3作の権利を獲得し、サブタイトルを「Extinction」とした[9]。アンダーソンは脚本家として復帰し、撮影はメキシコで行われた。監督はラッセル・マルケイが務めた。映画は2007年9月21日に公開された

第3弾が公開される前に、コンスタンティンは第4弾の公開を準備していた。本作は日本を舞台に、ジェームズ・キャメロンとヴィンス・ペイスが2009年の映画『アバター』で開発したフュージョン・カメラ・システムを用いて3Dで撮影された。脚本・監督は、ポール・W・S・アンダーソン

アンダーソン監督が脚本・監督を務めた「リトリビューション」は、第6作と前後して撮影される予定だったが、アンダーソン監督は第5作に集中することを決定した。撮影は2011年10月中旬から12月23日までオンタリオ州トロントで行われた。第1作でワンを演じたコリン・サーモンとレイン・オカンポを演じたミシェル・ロドリゲスが復帰。また、第2作、第3作でカルロス・オリヴェイラを演じたオデッド・フェールも復帰した。レオン・S・ケネディ役のヨハン・アーブバリー・バートン役のケヴィン・デュランドエイダ・ウォン役のリー・ビンビンという、ビデオゲームに登場した3人のキャラクターが映画シリーズにデビューした。2012年9月14日に海外で公開された。

バイオハザード: ザ・ファイナル(2016年)

アンダーソンは、シリーズの第6作目となる最終作の脚本と監督を務めた。サブタイトルは「The Final Chapter(最終章)」で、2Dで撮影されたものをステレオスコピック3Dにポストコンバートしているミラ・ジョヴォヴィッチがアリス役を再演し、ショーン・ロバーツ、イアン・グレンアリ・ラーターだけが、それぞれアルバート・ウェスカーアイザックス博士、クレア・レッドフィールドとして復帰した。前作に引き続き、アンダーソン監督は、前作のキャラクター、テーマ、ハイブの環境を復活させ、最終作では「一周する」という願望を述べている。撮影は2014年8月に南アフリカで開始される予定だったが、ジョボビッチの妊娠により2015年の夏に延期された。2015年9月18日に南アフリカプリンシパルフォトグラフィーを開始した

この映画は、2016年12月23日に東京で、2017年1月27日に北米で公開された。

 

まあ、長々と引用したが、ではバイオハザードの映画について語りたいのか、というとそれほどではない。
有名なこの映画を、実は全く見たことがなく、通してみることができたのはよかった。なかなか金銭面での余裕がなく、映画館にいったり、ビデオを借りたり、ということが長らくなかったせいだろう。
 
面白いなとおもったのは、主演の日本では読みにくく、覚えにくい(失礼!)感じで

ミラ・ジョヴォヴィッチ

と呼ばれている主演女優さんが、出生地キーウでのウクライナ語発音に忠実な日本語表記は「ヨヴォヴィッチ」である、ということ、ご本人も呼び方にこだわりがある、という記事を読んだことである。

 

まあ、きちんと名前を呼ばれないのはストレスフルであろう。おなじくWIKIPEDIAで読むと、幼少時に冷戦時代のソ連からロスに移住し、「ロシアのスパイ」などとひどいいじめを受けたという。どこの国でもいじめは本当に嫌なものだ。

 

子供とは弱肉強食の動物に近いものだと思うところである。まあ、大人になっても結構同じようなものであるが。。

 

まあ、”ジョ”のほうが日本語では”ジョジョ”や”ジョージ”で口にしやすいイメージがある。”ヨ”も口に出しにくいわけではないが、”ヨヴォヴィッチ”となると”ヨボヨボ”という擬態語がすぐ浮かぶし、その擬態語のイメージはイマイチだし、という感覚もあることから、語感がましな”ジョ”で統一されたのではないか(商業的欲求)。

 

時計ブランドで思い出すのがバセロン・コンスタンチン。

今は”ヴァシュロン・コンスタンタン”となっている。2003年ころに変わったようだ。

そもそも”ヴ”の文字は小学校では習わなかった記憶がある。そのあたりも以下の通りWIKIPEDIAで確認した(以下引用)。

 

v音を表すのに「ヴ」を用いるのは、福澤諭吉の発案(『福澤全集緒言』の証言による。なお「」も同様)である[2]江戸時代末期の1860年(万延元年)出版の『増訂華英通語』に用例が見える[3]

かつてはワ行のに濁点を付して [v] 音を表現すること()も行われたが、一般的にはならなかった。

1954年昭和29年)の国語審議会報告で、 [v]音はなるべく「バ行」をもって表記するよう推奨されていたが、1991年(平成3年)2月7日に国語審議会が答申した「外来語の表記」では原語になるべく近く書き表そうとする場合に [v]音を「ヴ」によって表記することを容認し、同年6月28日公布の内閣告示二号により、国語表記のよりどころとなった。なお、同日に文部省が出した「学校教育における外来語の取扱いについて」では、小学校においては教育的配慮から「ヴ」の表記は避けることとし、中学校において一般的には「バ行」で表記されるが必要のある場合は「ヴ」で表記されることを教え、双方の読み書きができるようにする旨の指針が打ち出されている。

 

 そうなのか!

一応中学校では必要に応じ”ヴ”の利用を教えるわけだ。ということで、だいたいは小学校で言葉の基礎は身に着けてしまうわけだから、”ヴ”ということばに希少感を感じるのは理由があるわけだ。

 

つまりラグジュアリーブランドである”バセロン”が”ヴァシュロン”に変えたのもなんとなく理由がわかる。多分現地読みに近くしたはずなので、”タンタンの冒険”や”ファン・ビンビン”(中国女優だが)を強く思い出す、どこか滑稽感を感じる”タンタン”の語も入れざるを得なかったのだろう。

 

しかし、”ヴ”の文字が古く福沢諭吉に由来するとは面白い知識であった。

 

前述の自身の日本での表記が”ヨ”ではなく”ヴ”というなんとなく舶来臭いかっちょいい感じになってしまっていることは、まったくミラさんには関係がないことだ。

ただ”正しく呼んでください”という当たり前の感覚だろう。

 

そこで”いや、日本では”ヴ”という言葉がなんだか妙にかっちょいいんで使ってますわー”なんて説明ができるわけがない。

 

ということで、ミラさんはずっと違和感を日本で感じ続けることであろう。。

 

(考えてみると変ですがね。。まあ、外国人には発音しにくい語、ってありますよね。冒頭の”ギョエテ”もたぶんそちらの方が実発音に近いのでしょう。ですが日本人でいいやすい”ゲーテ”になってしまっているわけですねー(笑))