発明、とはなんだろうか。
個人的な感覚だが、何もないところ、あるいはなにかベースとなるものはあっても、全く別世界のものを、作り出すことを指すように思う。
なんどか言っている気がするが、人類の大きな発明は、
①時間の概念
②空間の認識
ではないか、と思う。
生きていくこと、と時間も空間も密接に関係しているように思うのだが、これほど密接である、と感じる時点で、この発明は今の人類にとって画期的であるように感じる。
発明、ではないが
・火の発見とその利用
も大きく人間を今の文明に導いたものだろう。火をおこす。火を創造する。
火があって、食事の幅は広がった。住居も、鳥のように小枝を集めたものから、より強固なものへと進化した。蒸気機関を経て電気の発見も、火の利用が関係していると思う。
そして極めつけはやはり
言葉
であろう。これは発見なのか、発明なのかはよくわからない。唸り声やジェスチャーでの意思疎通はある程度の段階で動物と同じレベルで、行っていたであろう。だが文字や文法、本、といったものをあわせ構築することで、言葉は個人ではなく”人類”というレベルで、知識を受け継いでゆく原動力となった。原動力、というよりは、知識そのものになった、というべきかもしれない。
これらのものがなかったなら、人はいまだ類人猿と変わらない生活を行っていたであろう。なにが、きっかけだったのだろうか。生き延びるためのちょっとした工夫が、種族を超えて国や世界に広がって、人は文化に生きるようになった。
幸せに、なっているのだと思う。いろいろ言われるが、人類は進歩している。
先日NHKの「映像の世紀」を古い物も含めて見た。戦争が、文字では得られにくい衝撃で目に入ってきた。どうしようもなく、生きていけない世界が、少し前にはそれこそ山のようにあったのだ。
まだまだこれからではあろうが、人類は日々、進化している。
(いろいろありますがねー)