夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

ファーストクラスの客の読書。

日経ビジネス2010.8.9.16号P.83,美月あきこ氏(人材コンサルタント)談の骨子。

ファーストクラスの客(雰囲気から経営者)は、書店の袋を抱え、中には真新しい本10冊。速読するかのように素早く、10時間のフライトで12-13冊読む。読み終わったら「もう必要ないから」と置いてゆく。
池波正太郎司馬遼太郎アダム・スミスマキャベリ。読書しながら情報カードを置き頻繁にメモ。びっしりと書き込み目的地に着くまでに何枚もの読書カードを積み上げる。ビジネスに関する実用書はあまりなく、歴史や古典から学ぼうとする。経営者は忙しく、普段は物事をじっくり考える時間がない。携帯電話が使えない機中の時間をゆったりと有効利用。お客同士で話してもきちんとメモ。一方ビジネスクラスの客はあくせく書類やPCを広げ他の客とのトラブルも。

→ファーストクラスに限らず、自分の空間を大事にして、想像的な時間に充てることの重要性が如実に垣間見える情報だ。

印象深かった。今本棚が一杯で、本を買う勢いが無い。本を捨てる習慣も無い。図書館で借りるがすぐに期限が来る。そんな閉塞感があるが、たくさん買って、すぐ捨てる。まねはなかなかできないが、重い本を出張先に持ち歩けない、コストとしてそれくらいは必要だ、という経営層がたどり着いた感覚が共通である、というのは新鮮な情報であった。

あるヒトによると本は読んだらすぐにBOOK OFFにもってゆくという。本に対する対応としては似たものがある。