賢人の言葉は、深いところで繋がっているな、と感じることが多い。
他人とは、自分における他人である。
池田晶子 1998.06.12 ”リマーク”より。
アプローチがちょっと違うかもしれないが、鈴木秀子さんのことばで、国木田独歩が”忘れえぬ人々”で達した境地を表して、
自分たちはみな同じ時代に生を受けて、ともに歩んでいる。みんな深いところでつながっている
仏教・キリスト教死に方・生き方
玄侑宗久 鈴木秀子 P.67
とある。
これらの深い一体感、無限感につながるものとして、ウィトゲンシュタインのことばがある。これも池田さんの引用の孫引きだが、
世界霊魂がただ一つ現実に存在する。これを私はとりわけ私の魂と称する。そして私が他人の魂を称するものも専らこの世界霊魂として把握するのである。
「草稿」1914-1916
潜在意識が、原初の細胞であったときからの記憶を持っている、という言葉も聞いた。
深いところで、同じことが伝えられようとしている(誰に?)と
端的に感じる。
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