夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

時計やさんへ行った。

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私は昔から時計が好きなのだが、これはいわゆる身体になにか自身以外の力やオーラを示すものを追加したい、という感覚のせいではないか、という仮説がある。TATOOなどとも近い感覚だ。

服などもそうで、服が本来の自身の身体が持つ特徴をより効果的にアップさせる要素があると思う。また、メッセージ性のある服を着ると、そういうものを選ぶ内面をわかりやすく示す効果があると思っている。

選ぶ車の色や車種(デザイン)でも、その人の性格や生活信条が垣間見える。普段見ているイメージと違う内面がありそうであると、面白く感じることもあるだろう。

服は、ユニクロでいい、というより、ユニクロがいい、という感性もあるだろう。ユニクロでは盛ることは難しいが、盛らない素を見せたい、とか、ユニクロでも盛れてしまうと相当内面がすごいとか体形がすごい、とか、

まあ、そのような世界になってきている気もする。

いわゆる戦隊ものの変身グッズや武器などもそうだろう。私はいわゆるアクセサリー類も好きなのだが、まあ、会社で認められる数少ない装身具であるというところも、私の時計好きの元にあるだろう。

だが問題は、昔は誰もが知っているブランドと価格で、それを誇示するというメンタリティがあった。しかしそういうメンタリティはやはり貧しい気がするし、またそういう人柄を持つ人の傍には寄りたくないものだ。

そういう意味では分かりやすい時代であった。

時計に込められた意匠や素材の蘊蓄は、好きだと楽しいが、まさに「知っている人同士でのみわかる世界」である。

時計やさんではたぶんメーカーの方が直接そのメーカー製品を売っている、というケースだった。つまりはさすがに自社製品であれば経緯や栄枯盛衰、売れた売れなかった含め詳しい、ということだ。

メーカーはオリエント。最近SEIKOに吸収合併されたはずで、当然同ラインの製品がある場合は淘汰されるだろうし、売れないモデルは外圧でやめさされるだろう。

本来オリエントはやや変態よりのトンデモデザイン(しかし皆さん真面目にデザイン)というのが特色であり、今もその傾向を自社の色としてキープしようとしていると思う。たぶん日本製の自動巻きでは最安値ラインを持っているはずだ。

私は1本もっているが、そのクドさがたまに味わいたくなる感じだ。実際にいろいろ話していると、いかんいかん、1本ほしくなってくるではないか。

SEIKOと違い、オリエントはあまりヤフオクやメルカリに出品されない印象だ。私はダイバー好きで、何本かオリエントのクォーツダイバーも持っているが、いつか自動巻きダイバーも1本欲しいところだ。

だが最近はすこぶる「手元不如意」。日々の食事でかつかつだ。断捨離含め、どんどん買ってしまうメンタリティ(本もそうですが)は、なんとかせねばならない、とも思っている。

(まあしかし、新しい考えやモノや仕組みに接することは、刺激を受けて自らの創作意欲も高まりますからねー(笑)言い訳、言い訳)

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