夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

身辺雑記2題。

2題と書いたが、3題になるかもしれない。

1.子供が鎌倉へ行った。

鳩サブレーをお土産に買ってきた。  
由来が書かれた紙が入っていたので読んだ。
鳩サブレーを作った豊島屋初代のことが書かれていた。
初代は鳩三郎と呼んでいたそうだ。
  
僕の祖父は三郎と言った。
初孫で大阪箕面の家に入り浸っていた僕は、バターサブレーが
好きで、祖父のことをサブレー、サブレーと呼んだら、祖父が
怒った。
幼児相手にである。
そんなことを懐かしく思い出した。

2.図書館でリサイクル本を貰う。

図書館にリサイクル本があり、最近よく貰うようになった。
置き場に困ったのか、古いハードカバーや全集の端本が多い。
文庫化されていると、良い本でも古本屋は引き取れないのだろう。BOOK OFFでは無理そうだ。

これは僕が引き取るしかない、と思い、行くたびに覗くようになった。
最近は、文庫よりハードカバーの方が好きなこともある。文庫化されたら、安く手に入るので。

最近つい持ち帰った本たち。多士済々、というべきだろう。

中央公論社 日本の文学43 小林秀雄
筑摩書房 世界古典文学全集14 プラトン
集英社 世界文学全集5 水滸伝
講談社 ハマトン 知的生活
岩波書店 荷風全集 4,5,6,11
  
そして昨日貰ったのが、
朝日新聞社 新訂中国古典選5 孟子

まあ、いかにも売るには邪魔者扱いであろうが、その中身は 一級品、というものの典型であろう。
水滸伝なぞは、アマゾンで意外な高値が付いていたりする。

あったら、いつか読むだろう、読むべきときに手に取れる場所に置いておけば。

そんな感じで積んである。

そしてその本たち、結構な割合で、古本屋の値札をはがした跡があるのである。
前の購入者の方が、好きで買った本たち、であることが偲ばれ、これは心して預からねば、の思いも出てくるわけである。

世界文学全集 5 水滸伝

世界文学全集 5 水滸伝

→結構するでしょ?

3.ラベンダー暑さに斃れる

5年以上前になるか、実家から持ってきたラベンダー。
毎年かぐわしい花を多数つけるのだが、浅い鉢なので水切れが怖い。
この盆休みを挟み、雨も多いし、いいか、と思っていたら、どうも駄目なようだ。どんどん枯れてきた。

長い付き合いだと、植物にも人格、というと変だがいわゆる魂があるような気持ちがしてくるのは不思議なもので、あわてて深い鉢を買いに走った。
ラベンダーの導きか、花やで大きめの鉢(素焼きが好きなのです。プラスチックはどうも・・)を投売り状態で売っていた。
3点ほど購入。定価だと15000円以上のものが4000円弱で買えた。

帰ってみたが、ラベンダーはもう駄目かもしれない。
暑いので植え替えも負担になるだろうと思い、様子を見ることに。

植物でも、枯れると結構こたえるものである。

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一つ追加で。

池田晶子さんのページが、この世マター全盛りの記事のなかで、ぽっかりと真夜中の暗い新月のように深い存在感をもって記載されていたのが週刊新潮だ。

その同じ場所に気が付くと”(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞”作家である川上未映子氏の”オモロマンティック・ボム!”が掲載されているのであった。

氏は世間的には芥川賞作家であるが、僕の中ではNobody賞(略してますが)作家であることが重要だ。

池田さんの心、にシンクロする作家である、と思うからである。

ということで、スーパーで週刊誌立ち読み、を復活させようかな、と思っている今日この頃である。

群像 2009年 08月号 [雑誌]

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