夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

温浴の温泉場。

池田晶子さんの絶筆がなんであるかはわからないが、平成19年3月1日号の週刊誌に掲載されたこのエッセイが殆ど最後のメッセージであろうと、個人的には思っている。”例年になく暖かな季節の巡りの中で春一番が吹いた日に、ふと、寒い混浴の温泉場のことを思い…

ブランド。

”影響力の武器” ロバート・B・チャルディーニ著、を読んだ。最近は見た目からターゲットから外れたのであろうが、良く駅前とかでアンケートに出会う。アンケートならセールスではないと一瞬思い、又頼んでくる人々が妙に学生のようで、これは一つ協力してあげなければ…

高島野十郎。

表現は凡て暴力,生活は自然に対して暴力を加える事。芸術は自然に直接でなく全く無関係の他物質に表現する暴力、だから美。 P.276 ノート より。”過激な隠遁” 過激な隠遁―高島野十郎評伝作者: 川崎浹出版社/メーカー: 求龍堂発売日: 2008/08/09メディア…

美人は、美人だ。

夢を見た。会社内で異動があり、場所も移動。 東京のどこかで、自分の机はなく、PCも共有。(ちょっとショックを受けた気がする)17万円をみんなで1ヶ月で分けて(課員が何人いるかわかりませんが)過ごす。1万円貰い、明日までにこの金を使い、花の絵を…

人は、王様になりたい。

創造主、といってもいいだろう。人は、王様になりたい、という欲望を、その原初から刷り込まれているのではないか。それは生存本能、というものかもしれないが。人は、などと客観的に書いてはみたが、自分をふり返ってみると、子供の頃、小学校低学年の頃か…

不幸。

幸福とはなにか。池田さんは言う。全ての欲することが不幸なのだ。今しかない。欲することは不幸だと知って、今、この瞬間を善く生きること、欲するということは、今の”自分”が不幸だと思っているわけで。自分とはなにか、自分は全てで、全ては一つで。 こう…

法律とは。

”法律とは、「この世」、すなわち相対界を代表する存在である。その裏返しに、哲学、すなわち絶対界とその価値がある。絶対から見れば相対とは、ただの巡り合わせである。日本国、日本国憲法の下に池田某が生まれたのは、ただの巡り合わせであって、それ以上…

One size fits all.

1998年からサンデー毎日に掲載された、池田晶子”考える日々”の副題である。”生きる”において必要なものはただひとつ、考える、という行為を通じ善く生きること。週刊誌的なトピックを扱っても、何年後でも何十年後でも言っていることは普遍(不変)である、とい…

三島。

部屋に並べた本をぱらぱらめくる。1990年に購入した、三島由紀夫の写真集がある。彼が自決した年齢が45歳であること、その頃の彼の肉体とトレーニング、を思う。自衛隊機に搭乗し、嬉しそうに写真に納まる三島。それから10年以上経ってから刊行されたのが、”三島…

時間。

人間に与えられた時間は一瞬、で永遠である。一瞬はつまり永遠に通じる。 逆もまたしかり。時間、という概念は人間が(便宜的に)作り出したもので、待ってる時間と、ぼんやりする時間の流れは、間違いなく違うし、同じとすると、ぼんやりはなりたたない、と…

引き続きユング自伝2.

この本を借り続けている。なにしろ、名古屋市に1冊しかないし、なぜか1のほうはないようなのだ。なので1と比較してどうこういえないのであるが、いろいろとインピレーションを得ることができる。また延長しようかと画面を見ると(最近画面で予約ができるよ…

パッパの、お茉莉。

森茉莉。 記憶の絵。いつか読むかもな、と思って、BOOK OFFで(奮発して)400円で購入して、本棚に放りこんでおいた本である。そんな本が文庫だけでも一棚分できてしまった。 ”いつか読むエリア”105円に落ちてきたちくま文庫や、岩波文庫が多い。岩波は書店…