夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

4時。

丸山健二氏(作家)毎朝4時ごろに起床し、朝食後に2,3時間集中して小説を書く。それが終ると、庭の手入れにかかる。草取り、水まき、剪定・・・。地味な肉体労働を繰り返し、頭を落ち着かせる。 「庭仕事は本当に面白いのは一割あるかどうかで、バカみたい…

真の革命の書。

残酷人生論、池田晶子、を読んでいる。1998年の出版、もう10年以上になるのですか。最近の本と、若干、肌触りが違うような気もする。 しかし、ずっと、同じことを、述べている。ほんと、ご自分でおっしゃるだけのことはある。どの本を読んでもそう思うのだか…

自殺者急増の理由。

読売新聞 思潮6月欄を読む。内田樹氏(中央公論、「若者の自殺者増、その真の理由」)行政やメディアや知識人が「個人が自分自身の運命の支配者になること」を奨励したことが、自殺者を増やした理由。これを逆にすると減る。見田宗介氏、三浦展氏、(中央公…

こころ。

こころ、とはなにか。糸井重里”インターネット力”より。人間社会の変化 農業社会 食べ物を持つことが目的 工業化社会 モノ・力を持つことが目的 情報化社会 コト・知恵を持つことが目的 魂(スピリット)の社会 →所有することから自由になって魂の満足を求め…

ああ、池田さんの絶版本が・・・。

”楽しいお墓Watching”といえば池田さんだが、近くに墓地らしきものが余り無い凡人たる僕は、おとなしく古本Watchingである。気になる本をAmazonで登録して、安くなるのを気長に待つ。いわばスーパーの半額を気長に待つスーパーのそばに住んでいる主婦と類似…

人間の魂。

池田晶子さんの著書に、そのものずばり"魂を考える”というものがあり、それを読む前は魂ということばは、そこにそのとおりあるもの、としてことさら自分の中で取り上げることは無かった。池田さんは”魂”の語を、それまで”精神”と言っていたことではなんだか…

蚊に咬まれる。

「気まぐれ美術館、セザンヌの塗り残し」を引き続き読んでいる。画家の寺田政明さんの広大な庭のことが書いてある。 (眼の中の河、P303)広大な庭に藪蚊が発生する。 画家のアトリエは別宅だが、そこにも勿論発生している。”「ですがね、こう、尻をパチンパ…

風景の一期一会。

絵を媒介として、散歩や旅の途上で出会うあらゆるものを、「私の人生の一瞬と見立てて」その時間を着実に生きている。小林秀雄さんがいつか私に、「洲之内って人は今一番の批評家だね」と言ったのは、おそらくそこにあるのだと思う。 白洲正子 (「波」1983…

2つの神話の、追悼。

池田晶子さんの著書に引用されていたことをきっかけに、ユングの自伝を図書館で借りた。みすず書房の古い本で、近くの図書館にはなく、取り寄せてもらう。ふだんは書庫にあることを示す緑色のシールが貼ってある。 借用期間を2回延長したら、一度は返さなく…