夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

久しぶりに白米を炊くことと、ジャポニズム。

f:id:mamezouya:20230119050738j:image今朝の体重67.2kg、体脂肪率8.4%。昨日はあまり家を出ず、途中すこし買い物に行ったのと、夜にベルギービールを飲みに出たくらいである。

そして久しぶりに白米を食べた。炊飯器がないので「チビクロくん」と称するレンジで炊く1合用の器具を使った。

一瞬でできるのかというと、そうでもない。冬は30分水につけ、500wでで9分、蒸らし10分。まああまり炊飯器と変わらない。この3か月白米を家では食べていない。いまはほとんど食べたいとは思わなくなったのだ。それでも体重は増え気味ではある。

買い物は4000円位かかった。ここ神保町のスーパーでは、カボチャが高い。1/4で300円だ。まあ、日本産だとこんなもんなのだろうか。そして大根が1本ベースで売っていたので2本買っておいた。一本178円。なかなか1本では売っていないのだ。

おとといは昼間は誘われてポーランド系フランス人の方の研究を聞きにいったが大変面白かった。いわゆるジャポニズム、オーストラリア・ハンガリー帝国時代のポーランドで、いわゆる日本文化、特に浮世絵などの絵画がどのように受け入れられていたか、の研究の成果を拝聴した。やはり広重の浮世絵や北斎”漫画”などは、その極限にまで削られた表現や構図の妙、そして見たことのない風俗なども併せて、大変興味深く受け入れられていたという。また当時のオーストラリア・ハンガリー帝国時代のポーランドは当時隣国ロシアに悩まされており、日露戦争で辛勝した日本は自国の独立に向け学ぶべき部分が多くあると好意的に見なされていたという。

だがとにかくその「遠さ」がある種の幻想を容易に呼び込んだのであろうし、とにかく遠すぎて幻想で推測するしかない(ほぼ鎖国だったのであるから)という感覚もあったのだろう。

日本人である私が、例えばドイツロマン主義について学ぶときの感覚と同じ、「遠さと、それに付随する憧憬」が、同じように中部欧州地区の皆さんにもあるのだろう。私はフランス人の知り合いはいない(ほかの国の知り合いもほとんどいない)が、講義後話しかけてみると大変ジェントルな方で楽しかった(かたことの英語だが)。

(当時は鈴木大拙の語る「禅」が驚きをもって欧州に受け入れられつつあった時期でもあったかと思います。また大きくインドも含む「アジア」というキイワードもあったのでしょう。)f:id:mamezouya:20230119050809j:image