46歳という歳は、
池田晶子さんが亡くなった歳である。
なんという素晴らしい46歳であったことか。
前回取り上げた”フォルティシモな豚飼い”を読んだ。
作者の杉田さんが”もうこれ以上遅れると体がもたない”というギリギリの年齢として意識して豚飼いに転身されたのも同じ46歳。
フィンランドでは人生の中で40代を人生という山の頂上にたとえ、そこから徐々に下山していくことに喩えるという。
池田さんも小林秀雄への”恋文”の中で、40代を”時熟の時”とおっしゃった。
そういう年齢であるのだろう。翻って自分は!