池田晶子さんは、その美貌で有名である。
人に言われる。池田さんは綺麗だ。
そうそう、ちいさなときからいわれましたね。
人に言われる。池田さんは美しい。
そうか、ウツクシイか。あははっ。
ひとはふつうあなたはウツクシイといわれると、否定して肯定するか、肯定して否定するか。いずれにしろ同じ事だが。
でも、池田さんは、ひとが他人のことを思う、という大きな客観のなかで、
”でも、そのまえに、自分って、なによ?”。
・・・・まあ、ふつうはわからない。。。。。
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特権的イシキだ、そのようにいわれることが多かったという。
そのとおり、これほど特権的に在ったひとはいなかったかもしれない。
為政者はその国を常に眺める。その伝でいけばいつも宇宙から眺めている。
額に輝く第三の眼で。
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まあ、ひとをオバケみたいに。
・・・・すみません。
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事実とは事実也。それは誰に言われようが関係ない。
そのあたりまえのことがいかに当たり前でないか。
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「行きたかったなあ。」
池田さんのサイン会。
おずおず差し出す池田さんの著作。
”エエ年のオッサンが、スミマセン・・・・・”
頭も心も心もち下げ気味で。
いらっしゃい、ようこそ。
多分満面の笑みを浮かべて、そこに池田さんは居たはずである。
宇宙大の魂が見る夢の、一瞬の魂の邂逅。
…・・・・・・行きたかったなあ。