夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

トムズボックスへ行った。

出張の帰りにトムズボックスさんへ寄った。

昨年4月以来であるから、ほぼ1年弱振りである。ついついここでしか買えないものを買ってしまう。

自費出版で、坪内磯子詩、早川純子絵の”なんでもない風”1000円+TAX。

同じくトムズボックス初山滋の"旧約物語”900円+TAX.

加藤幸子ぶん、酒井駒子 え の ”くさはら”。
これはちいさなかかくのとも 2008年9月号なので、なかなか眼に付かない本なので購入。

あとは、ここでしか買えないわけではないが、ここで買うのもなにか意味がありそうな、”旅の仲間”澁澤龍彦 堀内誠一 往復書簡。4000円+TAX.

普通では買わない値段の本ではあるが、トムズボックスさんには年に一回くらいしかいけないし。あと電車の時間も迫っているので、イキオイで。

おまけで片山健氏のピンバッチ”川。

”木”は前に買って気に入っていたので。

たくさん買ったなあ。

帰りにカレルチャペック紅茶店も覗く。これは僕には"山椒魚戦争”の作家だが、ここでは犬の物語(ダーシュカ、だったかな?)の作家として認識されているのだろう。

旅の仲間を電車で読んで、しばし茫然。

堀内氏と澁澤氏は、同じ喉頭癌で、わずか12日違いで亡くなっている。知らなかった。

荒俣宏氏が魔王と読んだ澁澤氏に、フランスから絵と文章をどんどん書き綴る堀内氏。澁澤氏の返信は、絵は無いが絵の、目利きとしてのコメントがキラリと光る。

2人はかりそめのこの世の世界の日本の同時代の生をまるで旅のように伴走した、文字通りの”旅の仲間”である、と思って。

旅の仲間 澁澤龍彦・堀内誠一往復書簡

旅の仲間 澁澤龍彦・堀内誠一往復書簡