2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
そして、どうやら上手に失った過去とは、上手に得る未来らしい。 小林秀雄の言葉 P.147 出典”秋” 17-201 時、というものを考える。 時はない。 永遠の今だけだ! などと言い言いしてきたが、果たして真実は奈辺にあるのか。 将らず、迎えず、応じて而して蔵…
言葉が人間の発明(ことさら発明しようとしたわけではなく、発生した、というべきでしょうが)であり、 もう一つの人間の発明(「2大”発明したと思われてないが大きな”発明」、といってもいいかもしれません)は 時 となるのでしょうが、 これを言葉で表す…
仏教の”空”は、相対的次元の話ではない。 と、大拙は説く。 それは主観・客観、生・死、神・世界、有・無、イエス・ノー、肯定・否定など、あらゆる形の関係を超越した絶対空である。 仏教の空性の中には時間も、空間も、生成も、ものの実体性もすべてない。…
引き続き鈴木大拙”神秘主義”を読んでいる。 池田晶子さんは自らの著作群を評して、”どこをどう切っても金太郎飴のように同じことを述べている”とおっしゃっていたと記憶する。 これは全く卑下ではない。 高らかで誇らかなる宣言である。 ”いつも真実が私の口…
引き続き鈴木大拙、神秘主義。 神秘主義 キリスト教と仏教 (岩波文庫) 作者:鈴木 大拙 発売日: 2020/05/16 メディア: 文庫 時、時間について書かれた箇所でまた、 ひっかかっている。 ひっかかる、というか、読み飛ばせない、という感じか。 現在には、過去…