2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
あらゆるものの形は、その精神から派生する。ウイリアム・ブレイクのこの言葉は、最近何にでも当てはまる、と感じている。全ての作られたものは、作りしものの精神の中でまずは形づくられる。その道理に気づいた人間が、”では、この世界そのものも、我々のこ…
その時代にいなかったものにとっては、30年前も300年前も同じことだ。 どこかでそのような言葉を聞いた。卑近な例では、流行歌。聞いたことが無いもの(その時代に生まれていないもの)にとってはすごく古い歌も、ちょっと古い(こちらは”新しい歌”とカテゴ…
孤独が孤独であるのは、実は贅沢なことなのかもしれない。こんな言葉を見つけた。”一人ではないから素敵な孤独を楽しめる。”先日の集落での殺人事件、既に世間では忘れ去られた観があるが、あそこでの悲劇は、集落での存在感、というものが自らの欲するもの…
人生にとって、目的とは。池田晶子さん流にいうのであれば、そも”人生”とは、そも”目的”とは、となるわけであるが。。 ”目的”は、たぶん本質的にはあっても無くても”此の世”にとっては関係のないものだ。 知ったこっちゃない。 そもそも相手に、ならない。 …
”表現するとは、己を圧し潰して中身を出す事だ、己の脳漿を搾る事だ・・・・・・・・” 小林秀雄は、「表現について」でこう述べる。 すさまじい覚悟だ、とヒトゴトのようにいっていいのか。自分は、どうだ。どうなのだ。”例えば、私は何かを欲する、欲する様な気がし…
似ていることばがある。ダブっている、考え方がある。解釈、その人がどう考えたいかで、変わってきたり、深まったりする概念がある。 小林秀雄が、その評論のなかで、そうした概念を並べて、”考えた”。曰く、知ることと、考えること。似て非なる言葉、そして…
さて、今週考えていたテーマである、”孤独”について。そもこのテーマを考えたきっかけは、山口県の限界集落で、近隣の6人を撲殺した事件が発端だ。”つけ火して 煙りよろこぶ 田舎者”記憶で書いているので、漢字その他、正しいのかは心もとないが、犯人と目…
今週は、”孤独”について考えていたのだが、高峰秀子の本、正確には高峰のことを書いた養女の斉藤明美氏の本を読んでいたら、欲望について書いてあったので、そちらに変更しようと思う。 ”欲望は、海の水と同じで、飲めば飲むほど喉が渇く。”p.49 斎藤明美 高…