夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2012-01-01から1年間の記事一覧

今日は池田晶子さんの命日である。

もう5年になるのですか。池田さんが亡くなったのを知ったのは、5年前の3月3日であった。唐突に出た新聞記事に文字通り動きが止まったのを覚えている。 いや、そうである、という予感があったわけでも、ご病気である、ということを聞いていたわけでもなかった…

生まれてきたものは。

死ぬまでいきてゆくしかないのだろう。 先に死にゆくものたちを、こころの隅で見送りながら。 池田晶子”事象そのものへ!” P.25(新装版)勝手に続けている、”ひとり池田晶子読書会”。いや、ただ池田さんの本を一人で順番に読んでいるだけなのだが。 "夢をみ…

哲学の国のアリス。

ドジスン教授のアリスを読んだ。初めてディズニーのアニメで接してから、子供の頃はあれはディズニーの創作だと思っていた。その他の作品も実は原作がある、と知ったのは何時だったろうか。その後テニエル卿のオリジナルイラストを見たときは一驚した。アニ…

2月になった。

2月は特別な感じがする。寒さが特に厳しく、雪がこの東海地方でも降る。植物が枯れるのが心配で昨日は雪の解けにくい玄関のほうで主に水で雪を溶かした。北向きであるが、日陰が好きな植物や、夏の暑さに耐えられる木(ソテツやコルジリネの類)を植えてい…

池田晶子賛江。

けさ、ふと気が付いた。 池田さんがもしご存命であれば今は51歳。そうか、向田邦子の享年と同じか。それがどうというわけではなく、向田さんと池田さんに特段共通点があるわけではないが。 あえていうなら、言葉の絶対的な価値を両者とも知っていらした、…

46歳。

46歳という歳は、池田晶子さんが亡くなった歳である。なんという素晴らしい46歳であったことか。前回取り上げた”フォルティシモな豚飼い”を読んだ。作者の杉田さんが”もうこれ以上遅れると体がもたない”というギリギリの年齢として意識して豚飼いに転身…

2012年にあたり。

正月があけてから2日働き、3連休。その3連休も本日で終了となる。ヴィクトール・E・フランクル 夜と霧 新版 池田香代子訳から。「人生は歯医者の椅子に坐っているようなものだ。さあこれからが本番だ、と思っているうちに終わってしまう」 P.122「苦悩という…