夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

2月7日 インドのことをあまりにも知らない。アマプラで”ダハード~叫びー”を見ての周辺感想など。

アマゾンプライムで、初めてインドのドラマを見た(正確にはスラムドック$ミリオネアを見たことがあるが)。

 

私はインドに行ったことはない。漠然としたイメージ、それもインド人とガンジス川とヨガとカーストとヒンズーの神々。そういったものだけをもっている。

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映画でボリウッドというものがあるようだが、今までほとんど見たことはない。なぜだろうか。

 

犯罪心理学的要素も含む連続殺人犯ものだ。ダハード~叫び~というタイトル、これはつまりは主人公の女性警部補、あるいは殺される何十人もの”低カーストの”女性の想い、ということかなと思った。

 

あまり皆さん見ている感じがないのだが、感想めいたものを書いてみる。結果的にネタバレになるかもなので、ご注意ください。

 

舞台はラジャスターン州マンダワ。観光資源はあるも、田舎の雰囲気のある小さな町ということだ。人口18000人。ラジャスターン州自体も大きな州だが田舎の雰囲気ありという。

 

主人公はソーナークシー・シンハー演じるアンジャリ・バーティ警部補。インド人男性の平均身長は174.4cm、女性は158cmとのことだが、シンハーは男性と比べそれほど差がないようなので、170cmはあるように思う。もっとあるかもしれない。シンハーは2010年に「ダバング 大胆不敵」で女優デビュー、当時22歳くらい。この映画は2010年インドで一番ヒットした映画のようだ。ということは結構彼女はインドで人気があるのだろう。その時に30キロ減量したというが、確かに本作でも結構ボリュームのある体格で、武闘トレーニング(柔道的な?)でも男性陣と結構互角に闘っていた。

 

日本ではある程度の年齢でもそれほど太っていない人も少なくないが、結構海外では肥満の人が多いイメージがある(個人の感想です)。インドの人々の食事は、中華料理スタイルで大皿で取り放題、食べてすぐ寝る、といった生活様式もあるようだ。まあ、海外と言っても飛行場で行き交う人々のことなので、裕福な人が多いのかもしれないが。

 

だが、2016年の統計でみると、女性の肥満率は全191か国のデータのうちインドは5.1%で185位、日本は190位で3.7%(ブービー、191位はベトナムの2.6%)ということなので、世界ではそれほど肥満が多い国ではないようだ。因みに世界平均は15.1%。南洋や砂漠の国々では、太っていることが富の象徴とされているようで、皆さん積極的に太っているようだ。インドの旧宗主国であるイギリスは28.6%で53位とまあまあ高いようである。

 

マンダワは州でも小さな町の例に挙げられているので、地方都市の田舎町、というところだろう。警察組織はよくわからないが、警視がどこかにいて、シンハーはマンダワの町の警察署長の次か次の次位の権限のようだ。

 

なかなか権限があるようで、亡くなった父親に女性も自立して稼げるようになれ、と言われて育ち(自身は低カースト、それがばれないように父親は改名したようだ)犯罪プロファイルも学んでいることから高学歴なのだろう。

 

まずの印象は、とにかくインドでは警官は特権階級、ということだ。また組織は上意下達が顕著であり、市民には横暴である。いう事を聞かない市民の頭を机にたたきつける、というような暴力を普通に使っている。どちらかというとアメリカの悪徳警官が普通のインド警官、のイメージか。あるいはシンハーが女性で低カーストであることで日々いやがらせを受けているため、日々それを跳ね返して見せている、ということを描いているのかもしれないが。また、上司の命令に敬礼で返すところは、軍隊のイメージに近い。

 

そして、バイクはノーヘル。イギリス流か、サングラス着用も多い感じ。車やバイクは、まあ、マンダワが田舎という設定かもしれないが、ボチボチのイメージである。

 

住民がなにかあれば警察におしかけ、TVで関係者がインタビューされる、というのは映画的演出なのかもしれないが、この雰囲気もハリウッド映画と似ている感じがする。ボリウッドという位だから、映画的相似なのだろうか。インドの警察はイギリス植民地時代につくられ、軍隊の役割も負っていたということ、戦士階級や支配者階級の出身者が多い?(なので低カーストや女性は差別される?)という話もあり、警官が市民を棒でぶったたくのは普通だというので、そのあたり、警官で比較的上位階級にいるシンハーの態度はインドでは普通なのだろう。

 

ということで、本編に関係のない印象ばかりとなった。また気が向いたら本編についても語ることにしよう。

 

(最後にもう一つ印象に残ったのは、30人近く殺害した犯人を逮捕しても、酔っ払いと同じような感じで普通に牢屋に入れていたところ。重要犯だ、という扱いは皆無。この辺はなんだか印象に残りました(実際にそうなんでしょうね。。))