まだまだ寒いのだが、昼間の太陽はぽかぽかと気持ちよい。
2月も半ばを過ぎた。23日の確か夜には池田晶子さんが46歳と半年の生涯を終えられた日だ。今年も又、その日が近づいている。
池田さんは魂、の語にこだわられた。魂、という語がなんらかのあわい、といおうか、「精神でも、心でもないなにか」を表している、という感覚、これは僕自身もなんだか深く納得できてしまう感覚でもある。
そして人はなるようにしかならない。
運命、というのとは少し違って、すこし同じ。ああこれしっている、と人が納得するのは知っているから。いつ?
想起する、ということが知っている、ということとなにか地続きである、という感覚、
これを料理を間違えると輪廻転生、という方へゆくのだろうが、あながちそれもあるのかな、何らかの形で、
という感じもあったりする。
人が死ぬと星になる、という感じ、これは昔は”古代人、というのは単純だなあ”などと思っていたのだが、いまはそれはそういう意味ではないのかもしれない、と思うことがある。
そういうことで示そうとしたなにかがあるような気がするのである。
それがなんなのかは、感じ続けるのみで今生?ではわからないかもしれないが。
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命日、などというとちょっとそんなしんみりしたような気分になる。こんなでは最後に、
さて、死んだのはだれなのか、
とおっしゃった池田さんには笑われるのだろうが・・・。
しかし、一番ふさわしい話題(誰との?)でもある気がする。