夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

バーバラ・クーニーの絵本。

涼しくなった。

夏の間は全身にパワーウェイトがついているように、暑さが体を覆い、締め付けるような感さえあったが、あっさりたががはずれたような気分で、体はラクではあるものの、なんとはなく物足りないような、物悲しいとまではいかなくとも物寂しいくらいの気分でもある。

夏の間は余りモノが考えられない気がする。脳の中に”ボーーー”という擬音が書かれている感じで、とにかくこの暑さを耐え忍ばねば、という声が何時もどこかで鳴り響く、といった感じである。四六時中。

秋、になったのであろうと、久しぶりに行くBOOK OFFの店舗で、贅沢にも2冊のバーバラ・クーニー本を発見。最近は大体見つけたらクーニーは買うようにしている。

初めて買ったのは「ルピナスさん」だった。なんとなく選んだだけであったが、その後チェコの輸入絵本が多くおいてある店で「チャンティクリアときつね」の色彩が目に飛び込んできて思わず購入。帰ってアマゾンで検索すれば、この作家はコルデコット賞作家せあり、「ルピナスさん」の作者であることもわかり、”クーニー”の名前が気になりだした。

色彩と、ちょっとエノキダケめいた人物がいい。楽しく描いていることを感じてしまう。80冊以上本国では出版しているとのことだが、日本でも相当数出版されている。その後、基本絵本は古本で探すことがほとんどの僕ではあるが、”禁を破って?”新刊書店やアマゾンで新刊も何冊か購入。同じく大好きなホフマンが結構絶版で古書価格も高いのに比べ、クーニーの本は現役のものが多い印象だ。