かたつむりとかわうそと。
魂の上澄み液のような物語。
湖のあずまやでのパイナップルソースをつけたスパゲッティのパーティにはかわいそうに”うさぎははいれません”。
そして”オレンジ色のものは”なにも身に着けてはいけないのである。”パンティでもだめなのよ”
森茉莉の日記でよく名前を見る詩人の白石かずこの訳。本国では1975年に発表されているようであるが、早くも翌76年には邦訳されているのをみても、
この少女たちのワルプルギスの夜、
WHEN THE SKY IS LIKE LACE
世界が紫色に染まる”ビムロスの夜”に、
魅入られた人が多数いたのであろう。
もしあなたが絵本を1冊もいまは持っていないとして、
1冊目に買う本として、お薦めの本である。
- 作者: エリノア・ランダー・ホロウィッツ,バーバラ・クーニー,白石かずこ
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 1976/09/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (8件) を見る