2年ほど前、親知らずが急に生えてきて、痛くてたまらなくなったが、歯医者に行くと、そばの奥歯も虫歯になっている、ということで、ほとんど抜くことになった。
右奥歯だ。
その後右奥歯にあまり歯がないので、左でばかり咀嚼していたのだが、ある時硬めのパンを食べていて、あごがずれた。
それで左顎もいたくなり、仕方なく右顎も使って噛んでいたら、右奥歯あたりが腫れて、発熱もしているようで寒くてしかたがない。
これはもうだめだ、と先ほどロキソニンを買ってきて飲んだら、痛みや発熱が治まってきた。
といっても薬が効いている間だけだとも思うが、やはり体調がちょっと悪くなるとてきめんに弱気になる。
いずれにしろ、今は痛みを抑えて入るものの、歯をどうするか、考えていかねばならないかもしれない。
そして思ったのは、体調が悪いとこうした日記を書く気もなかなか起きないということだ。頭が「痛い」「痛い」でとにかくいっぱいになり、不安で余裕がなくなる。
余裕がない、と考えられない、というのは、お金でも同じかもしれない。
とにかく目の前の、次の食事をどうするのか、となると、将来のことはもう考えている暇がない、ということになってくるだろう。
いわゆる「衣食足りて礼節を知る」というやつだ。
礼節もそうだが、将来のことも考えられない。
痛みや心配で頭がいっぱいになる苦しさを、歯痛から学んでいるところだ。
(発熱はつらいですねえ)