夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

12月11日 私はこんなにも神保町の冬を。(2年目もやし生活加筆編)

約1年前の日記が下書きに入っていた。多分公開しているはずだが(敢えて面倒で確認せず)それに乗っかって2年目の神保町の冬を活写((笑))したい。

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(以下昨年の日記、12月末)

さて、一人で100年前からのサードプレイス、神保町ランチョンさんで5000んの豪華予算を手に昼食に臨んでいるのだが。

サードプレイスといえば、読書である。だが、カツサンドが豪華で食べ応えがありすぎて、手がべとべとである。本がグチャグチャになってしまう。

ということで、本はあきらめ階下を見下ろす。残念ながらの冬空で、曇っている。神保町界隈を歩く人たちはしかし、カジュアルで歩き易げな恰好をして、なんとはなしに楽し気に見える。もちろんB級グルメに古本。私は自らを卑下する表現で実はけんか腰であることば、「庶民」という語が好きではないが、好きではないにしろここはその言葉が似あう感じがする。つまりは「庶民のハレの時間。」。

店の端の一番奥の2人席。よこの階段には順番待ちの人たちが並ぶ。うん、すこし落ち着かない気分になる席ではある。だがまあ、一人だし。

一つむこうも二人席。開店と同時に入ってきた男性ふたり、たぶん久方ぶりに会った70代前半(あるいは60代後半)くらいの年格好(私は人の年齢を当てるのが大変苦手である)の学校時代の同級生?が懐かしくランチョンに来た、という風情。だがやはり順番待ちの人々の横は落ち着かないか、途中で席交換を申し出て去ってゆく。

次は近くに勤めているか、あるいは古本屋にやってきた風情の男性一人。30歳くらいか。普通にランチを頼み、短時間で去ってゆく。

3組めは、これはたぶん婚活だろうお二人。この日記は日記であるが”昨日”と書いていても昨日ではないのだが、人が特定されるといけないのでぼかして書いてゆく。少なくとも12月27日ではありません。

で、婚活だろうと書いたのは、とにかく男性の声が通る声であったためだ。はいって来たときから「すこしうるさいな」と失礼ながら思ったが、とにかくしゃべっていることが100%クリアに聞こえるわけだ。

こちらは100年前からのサードプレイスでまったり昼ビール(しかも金はいただきもの)というほとんどないシアワセの時間真っ最中である。声がデカいな、とは思ったが、貴重な婚活(と勝手に決めつけているが)の時間、邪魔するわけにはいかない(し邪魔することはできずできるのはただ去るのみ)。

しつこいがあまりそのファッションなどを書くと特定出来てはいけないので、端折るわけだが、まあ、男性は勝手な見立てでは40代半ばくらい?女性は30代半ばであるようだ。

以上、引用おわり。

 

いや、何のために日記を書いているのかということだが、こうして再読すると約1年前の情景が浮かんでくる。山田稔さんの小説を読むと、過去の記憶をたどるというより、ご自身の日記をベースに昔の時間にダイブされ、深堀りされているのを感じる。なんとなく過去は記憶で残すもの、と思っていたが、細かいところはもちろん忘れてしまう。

 

1年前は神保町の歴史的ランドマーク飲み屋であるランチョンさんへ一人行ったことを綴っているが、1年経ってわが生活はどう変化しただろうか。

 

ランチョンさんへは、そのあと2-3回はいっただろうか。家族が来た際に紹介するとすこぶる好評、といったところである。値段とボリュームのバランスが絶妙なのだ。

 

また行きたいのだが、最近は1か月の生活費をキチンと守る、ということをやっており、そうなると外食する予算がほぼ無い。

 

まあ、光熱費抜きで月10万なので、贅沢な話ではあるのだが、仕事柄付き合いの飲み会が結構入り、そうなると2-3万がすぐ飛んでいくのだ。

 

そうなると”もやし生活”の始まりである。

 

いや、ことさらもやしでなくてもいいはずだが、私はついヤフオクやメルカリで中古時計や中古時計や中古時計などを(苦笑)買ってしまうので、金が霧消するわけだ。加えて古本の町神保町。そしてアマゾンマーケットプレイス。本や本や本を買ってしまうのだ。

 

そうなると、食費あと3000円、給料日まで10日、とかになる。日々300円ではないか。

 

まあ、もうこれは依存である。そしてマゾである。金がないとなんというか残念ではあるが、これがわが人生、という謎の気持ちも合わせて湧いてくる。

 

だがまあ、健康も最近は考えている。結果糖類を食べたり、プロテインやビタミン剤を飲んだり、スポセンに行ったりする。その費用も固守すれば、やはり外食している場合ではない、となるのだ。

 

かくして、最近は100円500gパスタで山盛りスパを作って食べるのがマイブームだ。やってみると、満腹になればとりあえずそれほど不幸ではない。金が無ければ図書館に行く。アマプラ(月500円)を見る、ポケモンGoをやる(課金やめました)。

 

それでまあ、日々は回っていく。図書館へ行けば、一日タダで本が読み放題、日比谷図書館は公園の中にあるのだ。最高である。

 

本当にありがたい環境である。1年前は外食を繰り返していたが、1年経ってやっとすこし生活スタイルが固まってきたようだ。千代田区の仮住民であるが、多分税収入が潤沢であるので、施設の管理は贅沢にできている。

 

(金が目減りする感覚は結構しんどかったですが、その感覚をベースに節約生活の工夫を考えるようになりました)