妙なタイトルになった。
思っているが、
”ひきこもり”と見られる人々への対応、
たとえば、
ひきこもりは、ひきこもって税金を払わない(あるいは将来払わない)、老齢化すると生活保護受給者となる、
なんとかしろ、ひきずりだせ、働かせろ、
そんな反射が、起こっているようだ。
そういう報道を見て思う。
”(条件が違えば)彼は僕であったかもしれない。”
幼少期にずっと感じていたこと、それは、
たまたまこの日本、という場所で、生まれてやってはいるものの、
この僕のこの躯体、SPECでもって、この世でうまくやってゆくのは、
相当やばそうだぞ、ということであった。
運動だめ。精神弱い。
怖がり。
小学校2年くらいのとき住んでいた団地で、
だれだかわからない男児に理由もなく腹をなぐられた。
くの字になって崩れおちつつ、なんてこの世界はわけがわからないのか、
と思った。
ニンゲンは、動物だ。
絶え間なく、自分が他個体より優秀であると示し続けるのが
生き延びるための動物の基本SPECだ。
弱肉強食を、ひとりで昆虫を眺めて感じつつ、思った。
しょせん、本能か。
学校。
これはどうも運動ができなければいじめられるようだなぁ。。
マンガは、本はいいなあ。
精神は、常に、この世から離脱していた。
これは、身体的に引きこもっているのと、精神的には同じだったのだ。
いま、僕は会社員だ。
子供たちに言っている。
とりあえず、食べるものが入手できるようになれ。
あとは、好きにね。