3D プリンターなるものが発売されたようだ。
プリンター、という表現はちょっと違和感があるが、要は3次元データから立体を作り上げるもののようだ。成型機とでもいおうか
名前は”EDEN”。かのエデンの園から取ったのであろうが、これはこれからの人類の記録方法を大きく変える可能性があるように思う。
こうしたブログデータがどう保存されていくかはわからないが、人はそれを永遠に保存されるものとして理解し、それを”励み”にして書いている、という部分もありそうである。
では写真は?絵画とは?
人が記録したい、という理由はさまざまであろうが、一番にくるのはたぶん、
”自分の存在したことを残したい”
というものではないだろうか。
自分というものがあるのか、世界霊魂とは?という境地になっていればともかく、通常は”自分をのこしたい”であろう。でなければ何故にクローン技術が進むのであろうか。
クローンとて、遺伝子は同じでもそのなかの”魂”は”別人”である。シンクロするのか、という興味は残ろうが、基本的にはこの体にある”魂”とは別物であることが徐々に理解されてきているのだと考える。
であればこの人生の”聖なる一回性”。
いまこの瞬間のみが永遠であり、それ以外は無い。
そんなことを人間は心の中で深く感じているものだろう。
そこで、3Dプリンター、である。EDENとは意味深な。
人は今この瞬間のデータを3Dデータとして残す。たぶん何年後かにはほとんどすべてそのスタイルになろう。自分の今を”永遠”に手渡す行為。
しかしそれはまた、デスマスクを取る行為となんと似ているものであろうか。