夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

4月11日 本日2024年4月11日は旧暦では3月3日。桜田門外の変決行日。そしてアマゾンププライムでTHE BOYS シーズン3まで見た、など。

本日4月11日は旧暦で言えば3月3日であるという。1860年桜田門外で大老井伊直弼水戸藩(前日3月2日の品川での最後の宴のあと脱藩願いを出したという)激派に暗殺された日である。季節はずれの雪だったというが、現在の温暖化の感覚からいうとちょっと信じられない感じがする。

WIKIPEDIAでは、桜田門外の変は3月24日と記載があるので、新暦と旧暦の差はなんだかよくわからない。まあ、3月末とすれば雪も降るかな、というイメージではある。

 

以下写真は昨日行った丁度襲撃場所あたりである。

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今年は寒くて桜も場所によってはここ東京でも満開のところもある。桜田門あたりの桜も、散ったものもあれば現在盛りのものもあり。ソメイヨシノではない例えば八重桜などは、昨日みたが結構これから咲いてゆく感じであった。

 

今よりも寒かったと思われる164年前の江戸の桜はいつ頃咲いたのだろうか。まあ、ソメイヨシノは江戸末期に現在の豊島区駒込にあった染井村にてオオシマザクラエドヒガンの交雑種として生み出されたということで、樹としての寿命も60年程度であるようなので、今のようにソメイヨシノこそが桜である、という感覚は無かったのかもしれない。

今年は寒くて開花が遅れ、いつもは花だけが一斉に咲くイメージのソメイヨシノも、なんとなく葉が先に咲いているような感じがした。

 

ソメイヨシノは風媒花で本来は花が先に咲くはずだ。また累積温度で咲くようであり、開花に必要な累積温度の方が葉がでるための累積温度より低いとのことなので、もしかすると葉は先に出ていた、というイメージは間違いで、ソメイヨシノではない桜を見ていたのかもしれない。

 

また、ソメイヨシノの交雑元の一つであるオオシマザクラの開花時期は新暦で4月中旬とあるので、もし江戸にオオシマザクラが植えられていたのであれば、雪が降りつつ桜も咲いていた、ということがあったのかもしれない。

 

決行部隊を率いた関鉄之助(切りあいには不参加だったというが)ら18名が品川宿を出たのは午前7時、彦根藩井伊直弼登城は午前9時であったという。当日は雛祭りであり、在府諸侯が祝賀のため総登城する予定でだったという。

 

関は与力などを勤め、10石3人扶持の長男であったとの記述を見たので、時代もあるだろうが、いわゆる下級藩士であったろう。与力であれば、騎乗を許される身分である。10石は180リットル、3人扶持は3人が1年に食べる米の量だと理解しているので、生活ぎりぎりだったのではないだろうか。

 

と、あまり関係ないところをいろいろ考えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、見た動画。

結構本音爆発で、ゲテモノ風味ではあるが、真面目に作っている感がある「

THE BOYS」を視聴可能なシーズン3まで見終わった(シーズン4は6月13日から配信のようだ)。

 

米国発で世界で大人気のヒーロー物映画産業。実際に現世に特殊能力をもつヒーロー(ヒロインとは言わないようだ)が要るのだが、能力はあっても内面はグダグダ、という設定。

 

これは最近のヒーロー物でも取っているアプローチではあろうが、露悪的で性的放縦さをとことん詰め込んだ、本音爆発な世界観が面白い。いわば「ひねくれた大人の鑑賞にも耐える」といった感じだろうか(好き嫌いは大きく分かれそうだが)。

 

一般人が薬の投与でヒーローの能力を得ることで生まれる日々の困難さが描かれる(生まれついてのヒーローはいるが、そのこと自体が困難を生む)。他のヒーローものでも主人公の苦難は描かれるが、だいたいは本作ではそれより条件が悪い。どちらかというとこの番組でのヒーローはいわゆる俳優の一種にすぎない。だが実際に力を持つ点が普通の俳優とは違っている。

 

個人的にはこういう感じは嫌いではない。シーズン4を楽しみに待っている。

 

作品には両親が日本人であるという福原かれんが演じる「キミコ・ミヤシロ」が登場する。スーサイド・スクワッド』で暗殺者カタナも演じている。スーサイドではちょっと日本語が聞き取りにくかった気がするが、多分日本語は堪能だと思う。

 

原作はDCコミックのようだが、セルフパロディという意味でも、なかなか奥深い作品である。

(いい意味でも悪い意味でもこれぞアメリカ、という感じですね)