夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

最近買った2冊。

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最近買った2冊、井筒さん本は1981年の講演がベース、密教本は1986年のシンポジウムのまとめ、と図らずも2冊ともライブ感のある話し言葉が元である本でした。

私父方神道、母親キリスト教、父方祖父は宗教嫌いとなかなか複雑な宗教環境にありましたが、そういう意味では仏教は身近にないが故に自由で、仏像巡りや龍樹、原始仏教や禅、密教マンダラあたりを楽しくかじって来ました。

そして東西神秘思想の邂逅や類似点と違いなども面白いのですが、例えばユングのマンダラへのアプローチ(始めは理解されないと危惧し人には言わず自らの治癒のため描いた絵(red bookかな?)が、東洋ではマンダラと言われメジャーなことに驚いたとか)などを河合隼雄さんの項で読んだりすると

これは混沌たる我がエスキースたちも或いは自身の中にあるマイ曼荼羅を部分的に表そうと無意識にしているのかな、などと言う感じも受ける。

河合さんはキリスト教ならキリストがその中心になるがここ日本ではどうなのかと問う

父は影が薄く(激しく同意😂),母は包み込むが中心とはちと違うとおっしゃり、河合説では中空、あるといえばある、ないて言えばない、そんなものではないかとおっしゃっています。

そしてある日学生がやって来て"中心は僕ですわ"(京都ですからね☺️)と言い放ったのに感心する

だが自分の中心にあるマンダラ(自己の核みたいなものか)の中心に"僕"があるとするといつまでも自分は自分に会えないんとちゃうか?と返すとなるほど、とすぐ考えをフレキシブルに変化させたのにも感心する。

河合さんの世代は自らいつも一歩引くのが癖だとおっしゃり、1981年の若者の自分を出す感覚をフレッシュに感じられるあたりも分析家としての河合さんの真骨頂かと思いますが

1981年の若者(まあ1960年生まれとしても)の方も今年63歳、今はどのように感じてらっしゃるのでしょうか

イスラム文化は今まで全く学んだことなかったのですが、流石井筒さんの話は素晴らしい。内田樹さん経由で学ぶレヴィナスユダヤ教と並び最近のテーマです✨

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#トイレアトリエ

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