昔はよく気に入ったモノを探して買い物などへいったが、
最近は”気に入った言葉”を逍遥し探索する、というキブンである。
新聞、雑誌、本。読んでいる中で、気に入った言葉があれば嬉しい。書き写すなり、切り取るなり、する。
新聞、雑誌であれば、映像(写真等)を切り取って、ノートに貼ることもある。
ただ、新聞の場合は気に入った文章を覚えておいて、一日経ってからまだ気になるようであれば対応することが多い。
そうしないと量が多くなるからだ。
僕は読売新聞を購読しているのだが、まあ、大体芥川氏か横山氏の記名記事(連載)、か本よみうり堂(書評)が多い。特に書評。著名人が真剣に本と格闘し、限られた文字数で伝える。場合によっては書評の印象の方が強い場合もある。(最近は朝吹真理子氏と小泉今日子氏が気に入っている。昨日の朝吹氏のボルヘス”バベルの図書館”の書評はよかった。書評を通り越して一片の詩のようだ。なんとなくだが朝吹氏は”池田晶子の流派”という気がする。書くものが、ではなく、たたずまいが。)
- 作者: ホルヘ・ルイス・ボルヘス
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2012/08/27
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
まあ、ほとんど政治関係の切り抜きはない。
書評という意味では、朝日新聞(新聞自体はいろいろ言われているが)の読書欄もよかった。
さて、最近気になったことばより。
”人生は歩いている影にすぎない。
ただの三文役者、舞台の上で飛んだり跳ねたり、定められた時間を過ごし、二度と現れることはない”
養老孟司 ”無思想の発見” ちくま新書 P.8より
シェイクスピア マクベス からの引用
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
”「河童なら河童、女人像なら女人像、その底に別の形があるの。(・・・・・)それとダブルイメージでつかまえないと、いのちというものは出てこないんじゃないかなと」。” 瀬川康男
”絵本作家のアトリエ1”より 評:湯本香樹実
- 作者: 福音館書店母の友編集部
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2012/06/10
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
”<トヨタ車に乗って満足している人間には、クラシックはわからない>。”
理由は、クラシックは<本質的に贅沢への志向ないし贅沢の感覚がある>から。”
”最高に贅沢なクラシック” 許光俊
- 作者: 許光俊
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/06/15
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はてさて、半ば意地のように紹介している桜華組。下記がそのブログ。役を掴んだ各々のコメントが楽しい。