夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

武藤敬司と吉川晃司。

武藤敬司のファンである。

吉川晃司のファンでもあるが、この二人の名前を示す漢字を見るだけで、

いわゆるテンションがちょっとあがる気がする。

二人とも万人向けのキャラではない。だがその示す身体の芸術は、個人的に私の魂にささる。

くしくもムーンサルトとバク転。同じ動きである。

両者とも年齢と共に、飛べなくなってキックに変えた。

武藤は「シャイニングウィザード」。

吉川は「シンバルキック」。

飛べない二人に時間経過の残酷さを感じつつ、それを吹き飛ばす新たな技を編み出し駆使するセンスに改めて痺れる。

188センチの巨体でムーンサルトを飛べば膝はやられる。

だが飛べるだけ跳んだ。

膝が「パンクした」。

すばらしい。

頭髪に問題があった。

スキンヘッドにした。

すばらしい。

なんというか、押さえつけるものが両者にはあったろう。新しい物を提示することで受ける反作用。

それにぶつかり正面突破する感じを、両者から受けるのだ。

ひとは皆多分心にチェリッシュするヒーローやヒロインがいるだろう。

そう、別に人にいわなくていい。

(ああ、ここで吐露しちゃいましたが)

武藤と吉川、現実世界では決してひとを呼び捨てにすることはない私であるが、

心のヒーローたちは呼び捨てだ。

(ムトちゃん、引退ロードだとか。35年(くらい(笑))、両者のメイン活動期間も似ていますね)