夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

12月11日 オズの魔法使い。不思議の国のアリス。私の”サイクル蒐集癖”について。

今朝の体重65.3kg、体脂肪9.1%。

昨晩13229歩歩いたのが奏功したか。

 

 

 

私は基本浪費家で、ただその方向が定期的に循環する。

 

一つは、時計。

2つ目は、本。

3つ目は、本の派生という感じも強いが、銅版画。

 

これらを絶え間なく買っている感じだ。

 

ただ、”今は時計中心”、”今は本”、”今は版画”とメイン収集品が切り替わり、一つに集中していると他はあまり気にならなくなる。

 

だが時計は最近著しく値上がりしており、おいそれと買える価格ではなくなってきた。

中古品も値上がりしてきている(´;ω;`)。。。

 

例えば以下のカーキフィールドメカニカル。並行輸入で73260円、正規が85800円(定価?)であった。

これを私は2020年ころ、当時定価は税抜き48000円、税込み52800円だった気がする。

それがいろいろ値引きなどをつけて3割引きにて、”清水舞台飛び降り”心境で購入したのだ。

うろ覚えだが、36960円くらい??

 

私は時計は2-3万くらいで買いたいほうなので、この価格は結構厳しいのだ。

 

だが、今は並行で73260円!!36960円のほぼ2倍である。

 

皆さん給料が上がっているのかもしれないが、私はもう無理である

 

まあ、そういうところから、今は時計よりは本に買いたいものがシフトしてきた感じだ。

 

本はかさばるが、古本で3000円くらいだせば、結構歴史的逸品が入手できる、という感触がある。

 

 

 

断捨離とか考えねばだが、前はソフビを集めていた。

 

ソフビや本は空間を侵食する。

なので、時計や版画が登場した気がする。

 

時計もまあ、かさばらなくはないが、別に展示はせずごちゃごちゃにおいているので、

空間侵食はそれなりだ(それでも相当ひどいが)。。

 

版画はまあ、紙なので、FILEに入れているがそれなりにかさばらなくもない。

 

しかし、本の怖いところは2つ。

 

①一期一会感

②古本なら安い(気がする)

 

①と②がコラボすると、買わないでいるのはむつかしい。

で、なので、最近は新刊書店へはできるだけ行かないようにしている。大好きなのだが、最近は新本でも一期一会感がすごいのだ。

 

で、また買ってしまった。

 

オズの魔法使い の翻訳版である。

 

オズの魔法使い (福音館古典童話シリーズ 28)

 

これ。

 

アリスといえば、テニエルの絵がやはり原点である。

そしていままで私はきちんとオズのオリジナル絵を見たことがなかったのだが、

松岡正剛さんの千夜千冊での紹介を読んで、ボーム(この翻訳ではバウムになっているが)の友人でもあったというデンスロウの絵をほとんど初見であるが、大変に気に入ったのである。

 

アリスのテニエルのあの絵がなければ、果たして今ここで我々がこれほど頻繁に日々出会うだろうか。

もちろん人にもよろうが、私はあの絵が大好きすぎて、正直物語はきちんと読んではいないくらいだ。

 

OZもオリジナル本を並べたページを見て、”これは揃えたい!!”と本コレ魂と、絵(版画)コレ魂の両方に火がついた。

 

松岡正剛「千夜千冊」から引用

 

 

松岡さんもおっしゃっているが、オズは正統派読むべき本の選択に入っていないことが多いかもしれない。どちらかというと”エンタメ”認定されており、教育的な感覚では”名作”とは半歩ずれるのではないだろうか。

 

私はもちろんファンタジー好きであるから、ハヤカワ文庫の新井苑子さんイラストのものをほぼすべて読んでいるはずだ。

で、そのイラストは結構好きであったのだが、しかしほとんど初見のデンスロウの絵は、新聞でのカリカチュアを主戦場としたテニエルの絵にもつながる、なんというか”描きこんだ滑稽感”があって大変すばらしい。

 

このあたりは、これも私見だが、コルデコットあたりから受ける印象ともつながっている。

 

”この絵を今まで知らなかったのは失策だな”

 

そう感じて、イラストが多いという上掲の本を申し込んだのだ。

 

思うに、アリスへのファーストタッチが私にとってディズニーであったように、オズへのファーストタッチはジョディ・ガーランドのミュージカル映画であることも多かったのではないか。

ということで、”映画原作”としてうずもれてしまったような気がする。

 

あと、すこし嫌な表現だが、テニエルのアリスとデンスロウのドロシーでは、たぶん断然アリスの方が”かわいい”(私見です!!)。

 

登場人物等は全くの互角だが、そこが構成への伝播に影響したのだろうと、思っている。

 

まだ入手していないが、届くのが楽しみだ。

 

そして今日また2冊もアリス本、いつもお勧めの矢川・金子版新潮文庫を注文してしまった。

 

もちろん通常版は持っているが、新潮社は毎夏、文庫100冊フェアを行い、その際ド定番のものを”プレミアム・カバー”と称して特別装丁で出しているのだ。

 

このデザインが秀逸で、前に2020年版アリスプレミアムカバーを入手したが売ってしまった。

 

この前2024年版を入手し、今朝調べてみると2014年版、2020年版があった。

 

ここで炸裂するのが”コレクター魂”。

 

ヤフオク、メルカリ、その他オークションを回り、上掲2種を注文してしまったのだ。

 

 

まあ、アリスの文庫や単行本は結構そろえているので(なんでもかんでも、ではなく、気に入ったもののみですが)、これは後悔しないだろう散財である。

 

送料も上がってきているが、何とか定価より下で購入できた。

 

こちらも届くのが、楽しみである。

 

(こうやって底なし沼に何度も引きずりこまれるわけですね。。)

 

これは通常カバー。