さて、前書き篇に続いてあとがきも書いた。
ということで、ここに採録しておく。
以下あとがき。
あとがきからお読みになる方も多いとは思うのだが、こうしてここでこのあとがきに触れていただいていることに、まずは感謝申し上げます。
先日「文学フリマ」にお邪魔した。
そもそもその存在は把握していなかったのだが、知り合いが出店する、というツイッターとインスタを発信されていたので、東京見物の一端のつもりで赴いた。
冷たい雨の降る中であったが、文字通りの意味で会場にあふれかえる「文学」に圧倒されて悪酔いした。
そして少しくうらやましく思った。
もとよりこの「日記」、当日限りの賞味期限、前書きにも書いた通り本人の脳から覚えとしてだらだらと流れ出るようなものである、本来は。
だが、まあ、本にしたくとも、現状私には書いたもので簡単に出せるのはこんなスタイルしかない。まあ、規格に合えば創作でも短歌でも、はたまた詩でもいいのだろうが。
ということで、与えられた3万字に合わせて作ってみた。
ご縁があって手に取っていただいた方がいれば、繰り返しになるが感謝しかない。
本とは味方である編集者との並走である、と池田晶子さんはおっしゃった。
本書にしてもこうした仕組みを作り運営されている方がいて、初めて形になるものであろう。
本書運営の印刷会社様、はてな、 そしてnoteの運営関係者の皆様に感謝申し上げます。
ブログはこのインターネットの海に放流すれば、永遠に残るのか、などと夢想した時代もあったが、運営会社が消滅すればそれも叶わぬこととようやく学んだ。紙での保管期間も中性紙でなくばそれほどでもなかろうが、一つの機会としてここに私的に上梓致します。
2022年12月13日 豆象屋