高橋巌先生によるルドルフ・シュタイナーの講義などを聞いていると、人間にとっての睡眠の重要さ、というか、本質的に「寝ているのが本当の自分にアクセスする時間である」というような思想に接して、驚きと共に果たしてそうだろうか、という疑問をもった。
疑問を持った、と書いたが、それは「そうじゃないだろう」という意味ではない。どちらかというと「めちゃくちゃそうであるが、みんなはそう思っていないかも」という意味なのだ。
寝ている間、我々個々にある真に本質的な部分は、いわば「ふるさと」に還りそこでエネルギーを得て、朝起きてエネルギーを得た上で起床する。そのようにシュタイナーは伝えている。
確かに個体差は大きくあろうが、個人的には私は寝ないと頭が働かないタイプだ。そして起床時が最も頭がさえるのだ。
まあ、宵っ張りの方も多いので、これはもう個体差だ、と思ってきたのだが。
あと、疑問や問題をもって就寝すると、起床時に頭が整理され、自分なりの方針や答えが得られていることもある。これなども寝ている間に記憶や知識が棚卸しされ、自分としての最適解が示される、というようなことだろうと思っている。
ということで、果たして毎晩わが魂がふるさとに帰っているかどうかはわからないが、眠ることを大事にしたいなあ、と最近は特に思っているところである。
(4時起きなので、10時に寝て睡眠時間6時間。10時就寝、5時おきぐらいがいいのかもしれませんが。。。)