今朝の体重は64.3kg、体脂肪10.2%だったかな。
昨日は神田神保町の古本まつりへ行った（これを書いているのは11月4日）。
これまではあまりこの町とは縁がなかったのだが、東京に住んで神保町という町に縁ができた。
私は古本が大好きだ。だが資金が潤沢にない。なので、今まではＢＯＯＫ ＯＦＦやヤフオクで安いものを中心に買ってきた。
いつか読みたい本、これは押さえておかねばと感じる本。
そういう基準で、一期一会でやってきたが、結果読まずにそのまま再び古本屋やＢＯＯＫ ＯＦＦに還流させるようなこともあった。
そういう経験は苦いものだが、貴重な経験でもある。もう無理して買うことはよそう、ということである。
ましてや自室は有限だ。積読が過ぎると当然本は床にある。目線にないとほぼ本のことは忘れてしまう。
そして電子図書がある。図書館もある。図書館も電子図書貸し出しが始まった（今や図書館の年間貸し出し数は、書籍販売数を上回っているとのこと。これはむつかしい問題で、また考えてみたい。そして本年はコロナ中であるのに、図書館貸し出し数が前年より減少したという。これは思うに、図書館で借りる高齢層の減少（若めの高齢者→変ないいかたですが、は図書館より電子マンガ族が増えていると予想）と、若年層での電子書籍、電子マンガの比率増が原因ではないかと思っています。図書館にはいかないと借りれないのに、電子マンガがある程度無料ですぐ読めるのだから）。
ということで、本を買うことに慎重であらねばならない、と思っている。自分には大切でも、家族には二束三文の値打ちしかないのだ（ドラえもんは除く泣）。
名古屋ではそう思ってＢＯＯＫ ＯＦＦにも極力行かず、やりもしないセドリ心を抑え、ヤフオク・メルカリでも本は極力見ないようにしてきた。
読みたい本はまず図書館で借りる。それでも「この本は持っていなければ」と思う本はある。その時に買うのだ。
電子書籍の購入も始めてみた。買って読まないのはリアル本と同じであるが泣。
そんなこんなで迎える「古本まつり」。
楽しみが半分、怖さ半分、というコンコロモチだ。
一つの要素として、こうした催しはやはり初日に出物があるはずで、初日を逃しており最終日の参戦であるので、ま、「残りもの」を見ることになろう、という予感がある。だが、「残り物には福がある」ともいうではないか。
結局、１１：３０に12月6日で移転のためなくなくその場での営業を終えられる（代替店舗はすぐそばということですが）ミロンガさんに初めていって、牛筋カレーを食べたのち、18時まで歩きまくった。
休憩なしでの6時間、時間を忘れて座ることなく歩き回ったのだが、やはり最後は疲れてきた。だが、この地区の古書店、ＭＡＰをみながらうろうろして、各書店の傾向等もぼんやりと見えてきた。
結果、掘り出しものは特になし。昔なら買っていた岩波文庫の鈴木大拙関連も我慢。奢灞都館やコーベブックス本は、3冊ほど見つけたが、特に安くなていず市価であったので、ある事の確認程度となった。
結局2冊購入。ハードカバーであるが、ハードカバーのいいところはじっくり持ち運んで読めるところ。そして文庫より強いので、長期間鞄に入れても比較的汚れにくいこと。
購入は講談社の中村元さんの「竜樹」とハードカバーの村上春樹訳「ロング・グッドバイ」。各500円。
特段安いわけではないが、村上訳のこの本は一度じっくり味わいたいと思っていたので、ハードカバーであればすこし面白いかも、という感覚である。早速心にのこったのは、「ロールズロイス」の記載。私はずっと「ロールスロイス」と呼んでおり、切らないが感覚では「ロール、スロイス（丸い、スロイスという車、という感じ）」と呼んできたが、村上訳では「ロールズ」で切っていることから、いままでの切りが本来的にはおかしいのだ、と気づいた（まあ、好きに呼べばいいのですが。やはり読み方やイントネーションには生まれた場所の言葉感覚となりますね）。
現在何冊かの本を平行で読んでいるが、慌てず少しずつ読んでいる。
（しかし、慌てないといつでも読める感覚で、18時かえって夕食を食べたら寝てしまいました。8時間以上寝たかも！（笑）歩くだけでなく、目を皿にしつづけたからかもですね）
