死 が あたかも 一つ の 季節 を 開い た かの よう だっ た。
堀 辰雄. 『堀辰雄全集・152作品⇒1冊』 (p.689). Tatsuo Hori Complete works. Kindle 版.
キンドルで堀辰雄全集を購入した。152作品で確か100円。たぶん版権切れなのであろう。だがすべての作品が、100円で、キンドルがあればすべて見ることができたのだ。
なんというか、すごい世界になったものだ。
本であれば、絶版もある。購入に手間と熱意と空間が必要だ。それが、一挙に、無くなったのだ。
いい、とか悪い、ではない。ただ変化がある。
これは「過去も未来も、ただこの現在という永遠の一瞬の中にあるだけだ」というような感覚とすこしつながっている。
なんというか、結局はみんなつながっている、という感じ。
私は本が大好きだ。古本屋街である神保町に住みだした。できるだけ本は増やさないように、とも思っているが、すでに2冊購入した。
だが、この圧倒的な利便性。
紙が電子か、ではなく、別ジャンルのものとして扱っていくのがもはや当たり前なのかもしれない。
冒頭、コピーして貼り付けてみた。引用元が自動で出現した。
驚いた。