夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

金はいいものだ。

金はいいものだ。

チャップリンは、そのことを「愛と勇気とサムマネー」といった(うろ覚えです💦)。

金が無いと、心の余裕はない。

金があると、

「ごはんが食べられそうだ」

という嬉しい予感がでてくる。

チャップリンは流石で、3つの要素が必須で、そしてバランスが取れていることも必要である、といっている。”サム”というのが重要だ。多すぎるのも、少なすぎるのも、大変だ。

私の家の周りに子猫がいつもいる。

私はもし一人暮らしで、お金があって、一軒家であったのなら、

多分間違いなく「猫屋敷の餌やり係」になるだろう。

そこでもお金は必要だ。

金があると、逆説的であるが、「金のことを忘れられる」。

将来生きていけるのか、という不安。

子供のときからそれがあった。

どうやら人にちやほやされるような運動能力等には欠けている。

好きなこと(漫画を読むとか)をしていても金は稼げない。

どうするのか。とにかく嫌でもなんでもサラリーマンになるしかない。

そう思ってきた。

で、サラリーマンをやっている。

金はいろんな猶予をくれる。考えるための猶予、眠るための猶予、病気になる猶予、なにかを待つための猶予。世間の多くの人は自分でその猶予を作り出す必要がないのかもしれない。ほとんどの人間には最初からあるていど与えられるものなのかもしれない。けれどわたしと黄美子さんは違った。
黄色い家 川上未映子 読売新聞連載7月29日朝刊

私が母親に貰ったメッセージは、

なんとか自分で稼げるようにならなあかん。アンタはちょっと変わってるから心配や。

であった。自分でもまったくその通りだと思っていた。

ありがたい、メッセージであった。

(親は本当にありがたいですね)