夢見るように、考えたい

池田晶子さんの喝、”悩むな!考えろ!”を銘としております。

TVとネットとアマゾンプライム麻薬。

勝間和代さんのメルマガを毎朝楽しみにしている。

私が勝間さんが好きなのは、なんというかその「普通の人には気づけないちょっとした、しかし本質的なことを言語化する能力」のためである。

ご自身も自身の強みとしてそのことをおっしゃっている。

つまり強みを明確に把握されているのだ。

そのこと自体も勉強になる。

飲酒、たばこ、TV、広告視聴、ネットサーフィン、アマゾンプライム

ただ、あるいは些少な金額で、依存性が高まり、気が付けば膨大な時間を喰ってしまう行為。あるいはその瞬間はハッピーでも、中長期的には健康を損なう行為(時間を喰われて運動の時間がなくなる、というのもある意味裏の行為ですね)を行わないこと。

これをちょっとやってしまうのは、それが全く無意味ではなく、無料ながら自身が少し得をする、という感覚が持てることで、これこそ「暇をつぶす」にはぴったりだ。ただだし、得だし、という気持ちが地獄の始まりだ、というわけである。

卓見である

ストロングゼロに代表される(他もあるのでストロングゼロというブランドには災難だが)100円8%アルコール飲料のこともそうだ。

私は一日に20g程度のアルコールをむしろ呑むほど長生きをする、という例の曲線の存在を知ってから、健康のため、と思って100円でチューハイ系缶飲料を毎日律儀に飲むようになった。

健康のために飲んでいるので、ひと缶以上は飲まないが、そのうちやはり癖になると飲まないといられない気もちが出てくる。

ここで酒量が増えたわけではない(なにしろ健康のために飲んでいるので)。だが飲まない日があるとなんだか落ち着かないのだ。

これが習慣のこわさである。習慣付けることで、健康が増進すればいいのだが、増進しないとえらいことになる。

あの「すこしアルコールを飲んだ方が結局長生き」という曲線については、本当だ、とか嘘だ(もともと病気で酒を飲めないひとが「飲まない」エリアにいるので、アルコール摂取0の人の罹病率がたかいのだ、という説)とかもうなんだかわからないのだが、いわゆるチューハイ系ストロング飲料の場合は添加物や人口甘味料の問題もあることに気づいた。

そうなると、勝間さんがおっしゃり「なるほどな」と思った一つのライフハックである、「どうせ食べるのであれば、添加物のできるだけすくないものを食べる。別に食べることをあきらめない」という路線に抵触するではないか。

添加物を考えすぎると、確かに食べられるものは減ってくる。だが、保存期間延長のために添加物をふんだんに含む食品(コンビニ)は、時間もなく買う場所もない、疲れ切った勤め人であればこれはもう手放しでありがたいので買えばいい。それは自身の選択だ。

しかし、そうではない食品を入手することが出来るのであれば、ことさら添加物の多い食品を選ぶことはない。

そういう方針も採用させていただいている。

その時に有効なのは、筋トレでもよくある「チートデイ」である。我慢しすぎると続かないので、期間を決めて好きなものを食べたり飲んだりする日である。私はなんちゃってグルテンフリーを励行しているが、チートデイ(まあ土日がおおいでしょうか)では小麦粉製品(ラーメンとか)は食べていいことにしているのだ。

そういう日は、「おいしくて添加物が多い」食品もありである。例えば加工肉。ベーコンなどはやはり体にわるい(AGE面でも厳しいかな)と思っているのだが、そういうものもたまにはいい。

アルコールに関しては、アルコールはいまいちだが、ポリフェノールが多く取れる赤ワインや、なにがいいか忘れたが白ワインなどはまあプラスマイナスあり、ということでありではないだろうか(ワインが安すぎると防腐剤の問題がありますが)。

ということで、最近はストロングゼロ系は飲まないようにしている。といっても主に飲んでいたのはコカコーラの「鬼レモン8%」。これはレモン味が抜群であった。

あの甘味も麻薬要素があるので、これは「ミチョ」でごまかしている。あのドリンクも、もしかして果糖面ではいけないのかもしれないが(尿酸値が高い)、フリクトオリゴ酸(でしたっけ??)なので吸収は少ないようだ。

とまあ、最近の脳内食事事情を開陳してしまったが、これはひとつの例であり、私はTVは比較的耐えられる(視力が悪くよく見えない)が、ネットではインスタ、そして知らない間に入っていたアマゾンプライムには今とても時間を喰われている。

アマゾンプライム月額はいくらか忘れたが汗、まあ、それほど高くなかったと思う。そして2021年新作のダニエル・クレイグ出演007最終作、ノー・タイム・トゥ・ダイ(表記の正確さには自信なし)が見放題に入っているのに驚いた。

007はある日TVで見た、クレイグの「カジノ・ロワイヤル」で痺れた。それまでは、ちょっと品が悪く、女性と一緒に見るのはちょっとはばかられる部分がある「オッサンコドモ向け映画」とバカにしていたが、とんでもなかった。

かっこよくて、渋い。

月並みだがそんなクレイグボンドに一瞬で魂を持っていかれたのだ。

その後新作が出るたび映画館で見てきたが、当然最新作も見た。

だがこうして「無料ではないが安価」のアマゾンプライムの見放題にラインナップされるには、感覚的には時間が短すぎる。

この驚きがアマゾンの狙いだろう。いままでの他媒体であれば、昨年の大ヒット作ははじめは見放題にラインナップされずに、有料特別追加料金込みで見るものだったであろう。

それを見て私は、「けっ、けちくさいなあ」と舌打ちをして数年後の見放題を気長に待つ、ということになっていただろう。

それが、もう。

これはある意味、「嬉しいが怖い」。

これに慣れると、もうアマゾンプライムがTV代替の唯一の映像インプット媒体」になってしまうからだ。

独占禁止法、というものがある。はじめは安くても、他の媒体がなくなったら満を持して爆値上げされても、麻薬効果でしかたなく継続利用する層が一定層発生する。その「爆値上げ」により、トータルの損益は「ばかやろう値上げしやがって」と離脱する層のことは忘れても、当然キープできるのだ。

イギリスの食料は、選ぼうにもメーカーがあまりなく、選べない、ということを聞いたことがある。これも一社が他社を駆逐した上で、値段決定権を得た例であろう。今の日本では例えばイオンのプライベートブランドは安いのだが、そればかり買ってメーカーが駆逐されると、選ぶ幅が無くなってしまうのだ。

何事にも、光と闇がある。損して得取れ、のこわさともいえるだろう。

アマゾンプライムやインスタで時間を喰われているのだが、せめての抵抗に「WALKING プラス アマゾンプライムをやっている。これで運動ができるわけだが、最近整形外科で「ストレートネックだ」といわれた。。

やはりものごとは、いい面ばかりではないようだ。

アマゾンプライムでは、なんども気になったシーンを繰り返し見ることができるのもいいですね。キューバのCIA新人諜報員パロマを演じたアナ・デ・アルマス、たいへんキュートですが、この方はブレードランナー2049で電子恋人役もされていますね。ああ、ブレードランナーも新旧アマゾンプライムで見比べてしまった・・・すっかりアマゾン麻薬の虜ですね泣)